( 空高く跳躍しながら此方にへと向かってくる蛙を目視すれば、艶がありヌルついた生物には耐性がないらしく思わず甲高い悲鳴をあげてしまい身体を丸めて頭を腕で覆い隠してしまう。そして自分の上を蛙がピョコンと跳ねて廊下へ飛んでいったのに気づき、すぐさま待ってぇ、と息も絶え絶えに廊下を走り抜けながら自身の扱う魔術の中で最も短時間で発動できるものを選び詠唱を始め、ヒューヒューと音の鳴る喉を苦々しく思いながら書物を掲げて発動する )
うぇっ、ゲホッ… 欲を持て余さりて獣とも賢者ともなる道化よ、我に力を分け与えもうて……
『 異端審問 』。
( その瞬間蛙は何層にもなったシャボン玉に包まれ身動きが取れなくなり、何とかそこに籠を被せて捕まえることが出来、安心してへなへなと腰を抜かす )
よかったぁ、…今回は当たりの部類の効果だった……
>>15 : ネリネちゃん
( 叫び声をあげた彼女の方へ駆け寄ろうとするが彼女の詠唱の始まりを耳にすると踵を返してどたどたとバック。だって何が起きるかわからないんだもん!3メートルほど下がったところで後ろを振り返ると、丁度彼女が蛙らしきものに適当な籠を被せへなへなと倒れこんだたところだ。ほうと安堵の息をつくと再び彼女の元へ駆けて傍に一緒に座り込み。大丈夫?と腰を抜かしたらしい相手の背中をさすりつつ何気なく籠の中に目をやると、あの魔法による効果の中では見たことのなかったあわあわに目を釘付けにされ )
ごめんねシャーロット、ありがとう ―― へあ〜… あわあわだ、
>>18 : シャーロット