だね、人はいっぱいいた方がいいし〜…
(やっぱり可愛いなあ、とチラチラ見ながら歩いていると、自分の名前を言ってなかったことに気づき。彼女に夢中で先程から質問ばかりになっていたことに恥ずかしさを覚え、また顔を真っ赤にしてはにかみ、いつもは言わないような名前の説明までし。)
ああ、ごめん!西野砂魚…砂の魚でサオ。パサパサした名前ってよく言われる…知ってる!知ってる!えーと、改めてよろしく…
>>161 ミナギちゃん
ごめん、本性って言い方は良くなかったな…本心だよ。
(解放されると少しほっとし、それでも笑う彼の笑顔が気持ち悪く、頭を掻きながら訂正する。何か嫌なことから逃げてるみたいな、蓋をして見ないようにしているように思えてむず痒い。まるで俺みたいな…、と一瞬頭をよぎるが、脳内の冷却ファンが急ピッチで稼働し出し、そんな考えもすぐに掻き消される。俺は本当に楽しくて…、と考えながら苛立つ相手を宥めるように、少し言いづらそうに)
そうやってるの無理してヘラヘラしてるみたいで…、なんか見てられないんだ。辛くないのかよ、こういう言い方すると悪いけどなんか可哀想にも見えてくるぞ…
>>161 どうなんだ、キング。
やっぱり…、ごめんなさい、少し耳にしたことがあってね。気になるの。あなた、お兄さんと同じ名前なの?
(自分の親が逮捕されてから、何かの間違いだ、誰か別の人間がやったに違いないとここ20年分の近隣の事件について調べたことがあったのだ。確か18.9年前に字は違うが彼と同じ名前の人間がこの辺りで通り魔に刺されて死亡した、という記事があったはず…特に詐欺や通り魔についてはよく読み込んだのでハッキリ覚えている。そう、ちょうど現離が生まれる少し前に。元々彼のヘラヘラした態度が気に食わず、嗜虐心が芽生え偶然なはずが無い、と好奇心半分で、それでも恐る恐る、といった態度で尋ねる。それなのに妙に高揚した笑みを浮かべる彼に苛立ちを覚え。)
>>161 鶴也くん
ふんふん、サオ…サオセンパイ、ね。…センパイだよね?
( うんうんと頷きながら脳内で字を思い描けば、成程成程、確かにそうだと失礼なことを考えて。身長やジャージに書かれた学年から見ても年上だろうけど一応そう聞いてみれば )
>>162 サオセンパイ(?)
…
( 腹立たしい感情も嫌味ったらしく胸に残る不快感も飲み込んで、嗚呼冷静になろう冷静になろうと思っていたのに。自分が息を飲む音が聞こえ、それが合図だった。たった一つの言葉で魔法にかけられたように顔から血の気が引いていく。か、わ、い、そ、う、と一文字一文字が脳の皺にまで行き渡り染み渡れば、いつの間にか目をまん丸に見開いていて。脳内に反響するその言葉は二つの声が混ざり合って、もう誰のものなのかもわからなかった。勢いよく体を起こせば彼の元へと近づいていき )
謝ってよ
( 思い切り首元を掴む。彼の瞳を見ているはずなのに見える色は彼じゃない。瞳の中に映るはずの自分の顔すら見えない。喉奥から込み上げてくる激情を一言で吐き出せば、自分の腕が震えていることに今更気がついた。自分でも気が付かないうちに、酷く脅えていたようだ )
>>162 西野君
判る発言、…簡単に、簡潔に?
( 今までの言葉は伝わりずらかったのか、と反省の念を込めながらも腕を組み唸って。あまり意味不明なことを喚き散らしてもそれは煩い頭の可笑しい馬鹿な人だと概念を飲み込んで、大きく音を立てて顔の前で手を合わせれば横に持っていき。ごめんね、と眉を下げながら笑顔で )
…それにしても、せェっかく流星の如く輝くこのオレサマ!!が来たってのにそれより目立つ小道具があるのは頂けねぇなァ!?
( やれやれと首を振りながらむす、と不満を顕にすれば、人差し指で自分を指しつつほれほれと注目を集めるようににぱ、と笑顔を作っては。横目で煌びやかに、お淑やかに彩られた死体を見て )
>>163 希望川君
…ああ、兄は限離、と言うんだが…限界の限に、離で限離。
( 苦い思い出が蘇る。あまり兄のことは思い出したくない。というか、思い出の中の兄など必要ない。あの日から両親が早々に廃棄していた写真の残骸に胸が空くような思いだったことを思い出し、何度も聞かされた名を口にすれば。心境鳴り響く警報に従うように先程思い出したことを話題にあげようと、無理矢理話を逸らそうとし )
…そう言えば上原くん、君は確か、…貧乏だとかの噂があったが…家政婦なんて雇えるのか?
>>162 上原くん