!?...どこ、誰の声!?
( 突然聞こえてきた声にあたりを見回す。しかしその声の主と思われる人影はない。出てこいと言うように立ち上がって大きな声を上げる。顔に浮かべる表情は、お姉さんとの会話を邪魔された怒りではなく、何か嫌な予感を感じ取った不安。 )
>>29 ?
( 静かに聞く相手に、これは無理そうだなと下を向く。これからどうしようかな、といろいろ考えていると横に何かが置かれた気配。優しい人だからきっと食べ物でも置いていってくれたんだと思い、お礼を言おうと彼女の方を見ると、思いがけない希望の言葉。慌ててかつ慎重にビニール袋を持つと彼女の後を追いかけ。 )
えっと...泊めてくれるってことでいいんだよね?
>>30 キレーなお姉さん
えぇ。そういうことね
( 追い付いてきた彼を振り返りみると自然と笑みが零れて。知らない人でも、やっぱり誰かと一緒にいるのは心地が良いもので。彼の身長に合わせて、傘を高めに掲げてはなるべく歩幅を合わせるようにして歩き。遠くを見ると、漸くお店の看板が見えてきたらしく。あとどれくらいあるのか何となく伝えつつ、軽く名前を名乗り。)
あと少しで着くわね。私、ミシェルっていうの。あなたは?
>>31 ホームレスくん