ッ 、… あぁ 、こちらこそすみません
( 小さな衝撃。僅かに視界が揺れ、驚いて目線を少し下げれば、人形のように可愛らしい少女の姿が映り。あらあら、可愛らしい子。お怪我はないかしら。パッと見たところ、取り敢えずお互いに怪我はないようで。相手に続いて謝ったそのタイミングで、漸くその視線に気が付き。此方を気遣ってのものということまでは分からないまま 食べたいのかしら と呑気に首を傾げて。…そういえば、この少女は一人でここに来ているのだろうか。この時間帯に、この場所にひとり。なんだか心配になってきたらしい。私の不注意も原因ですし、このまま一人も危ない気がしますね。そう判断しては、歩き出した少女に咄嗟に声を掛け。聞こえてるといいけど、この人混みで声は届いただろうか。少し駆け寄ってみたりして。)
少し 、待ってくださいませんか 。
>>10 阿笠さん
( ぶつかってしまった少女から僅かにこちらを心配する雰囲気が伝わってきた。確かにこの時間帯にこの人通りの多い居場所を一人で歩いていれば、迷子の様に見えるかもしれないと思った。
大丈夫だと伝えたかったが、口下手な自分ではそれを上手く伝えられる自信がなかったし。しどろもどろな感じで喋ればいよいよ、ああこの子は迷子で動揺してるんだな。と本格的に思われてしまうかもしれない。
そのこともあって姿が見えなくなれば家族の方に行ったのかなって感じになるかな。と思って人混みに紛れて行こうとした。)
( その時声を掛けられたのがわかった。ん、と小さな声で頷き、声の方向に振り返る。
その声が誰のものなのかわかっていた。方向的にもそうだし、その声は今聴いたばかりのものだったからだ。)
はい…なんでしょうか。
(少女は近くまで来てくれていた。本当は聞こえてないふりしてどんどん進んでいってしまおうかと思ったが、それが出来ず足を止め、振り返り返事をした)
>>13 姫宮様