あっ 、待って __
( お迎えが来たようですね。なんて和やかに終わると思っていたものの、少女の嫌がるような態度を見ては怪しく感じたらしく。車の方へと歩き出してしまった少女を呼び止めようとしたが、其れは青年により遮られてしまって。差し出されたカードを一旦は受け取れば、移動させた人達は保護したという話を半ばぼんやりと聞く。お礼を言うべきだろうけど、なんだか納得がいかない。このままでは、はいありがとうございますで終わってしまう!なんとか彼を引き留め、詳しくお話をするべきだ。気になることはハッキリさせたい性分なのか、やんわりとカードを彼に返しつつ、控えめに笑みを浮かべて。)
えぇと …… りの 、ちゃん ?のお兄様 、でしょうか ? どうか怒らないであげてくださいね 。私もあのくらいの時 、能力の制御なんてできませんでしたし
( 愛想良く言葉を紡いでいけば、まだ何か言いたそうにそわそわと。この青年があの少女にとって安心できる相手かどうか、先の反応を見るに良い方には考えられず。今回のことを詳しく報告する必要もあるだろうしと自らに言い聞かせては、お金の話を持ち出すことにして。お金よりも話す時間が欲しいと、体調に関する若干の嘘を交えつつ伝え。 )
それと 、お金でなんでも解決するかと言えば …… そうではないでしょう ? 帰ろうにも 、先の戦闘で大分負担が掛かってしまって難しいのです 。少し 、お話しできませんか
>>29 青年
不躾な態度を取ってしまったこと、申し訳なく思います。こいつは浅薄な人間なんだと笑って流して貰えないでしょうか。
(青年の眼が一瞬とても冷たくなる。そしてそれは同時に相手を品定めする様でもあった。だがそれは本当に一瞬で次の瞬間にはそんな冷たい印象など無かったように、柔らかく目を細め口端を上げ、体の前に手を添える形式張った謝礼をした。)
貴方は優しいんですね…。わかりました。璃乃が落ち着いたらゆっくりを話を聞いてみようと思います。気にかけてくれていること、璃乃もとても喜ぶと思います。
(落ち着いた声。柔らかい態度、仕草。どれを取っても人の警戒心を解くとか安心させるとかそういう方向に向いているような、だがそれはその向いた視点から視ればその方向に向かうよう、始めから逆算的に作られているような。それはとても微細な違和感となって現れているかもしれない。とても小さな。)
最寄りの病院の手配も出来てますし、お送りすることも可能ですが……わかりました。お相手いたします。
(青年が少女に話しかけた時、相手を甘く見ている様な甘さは、今は青年からは失せている。)
>>30 姫宮様