>>ALL様
(pl/すみません、取り急ぎ絡み文を投下します。皆さまの文章には後ほどタイミング見て絡みに行かせてください!この後にプロフ出す皆さまは、絡みづらいなどありましたらご指摘ください><)
こんにちは。―――反乱軍に行きたいのなら、私は決して止めませんよ。
最終的には、平和が訪れれば良い…この国において、私達王族など、お飾りに過ぎません。
戦争に負け、たとえ歴史ある我が国が滅びてしまったとしても。
どうか、今は目の前の子供にひとかけらのパンを…と、私はそう、願っていますから。
(賑わうリヴァプールの街並みから外れた、静かな裏通りで、「マリスさま」
と声を掛けて来たのは、反乱軍ではない魔術師達。中には手を引かれた子供もいるようだ。
彼らに声を掛けられたら、ゆっくり振り返り、柔和な笑みを浮かべた。
護衛が警戒態勢に入るのを無視して、こんにちは、と優しい声で言葉を返す。
管理しているリヴァプールに足を運ぶのは、不自由なく生活出来ているか心配だから…、というのは表向きで、
実際は反乱軍の様子を見る事、王国側の勢力につく者を増やす事。大きくこの2つになる。
そして今日は前者のつもりだったのだが、嬉しい誤算が起きたようだ、と彼らの表情を見て確信した。
声を掛けて来たのは、何度か足を運び、魔術師の中の貧困層に食料を与えているうちに仲良くなった一族だ。
いつもなら笑顔で声を掛けてくる彼らの表情から察するに、反乱軍の一部から仲間になれと圧力が掛かったのだろう。
予想通り、たどたどしい彼らの言葉を聞き入れれば、<反乱軍に所属すれば、日々の困窮から脱却できる>という
条件が出てきたらしい。どうでもいいが結論から話せ、と苛々している内心など微塵も外に出さず、
ゆっくり頷いて話を最後まで聞き届けた。
そしてその先の言葉、つまり待ち望んだ結論、『だから反乱軍につく』という言葉を罪悪感からか紡ぐことが出来ずにいる目の前の相手より先に、声を掛けた。
優しいレモンイエローの瞳を細めると、少し悲しそうに笑う。
そして、子供の腹が鳴るのを聞くと、子供の目線に合わせてしゃがみこみ、持ってきた食料を分け与え、彼らを許すと伝えたのだ。
…すると、彼らの目からついに涙が零れる。
やっぱり私達はこんな優しい彼のいる王族を裏切り、魔術師とはいえ反乱軍に所属することは出来ない、と。
そうして、戦争になったとしても国のために頑張りたい、そこで成果を上げれば貴族にも成り上がれるかもしない…、と誰かが言った。その言葉に、一族は沸き立つ。我々はあなたの力になりたい。ひとりに、そう手を握られて言われた。
――こうなったらもう、優しく笑う以外の仕事は自分に残されていない。)
…皆さん、ありがとうございます。お気をつけて。どうか、お怪我などなさいませんように。
(なんてお手軽な奴等だ。みすぼらしいだけでなく、間抜け。だが、間抜けな者は好きだ。さあ、行け。戦場へ。…笑顔を保ったまま、反乱軍に断りを入れるであろう一族が立ち去るのを見送った。
魔術師から握られた手を洗ってしまいたい衝動に駆られるが、護衛も2人いる。敵を騙すなら味方から。そう思いながら黒い睫毛を伏せた。)
(pl:マリス本体様よろしくお願いします!
なかなかの裏の顔を持つマリス様個人的にとても好きです。サボり魔ですがよろしくですー!)
マリス様
ふーん、奪っちゃえば。
相手がずっと別れなかったらアンタはただ指を咥えて見てるだけで終わるんだぜ。それが嫌なら拉致監禁でもして…なんてな。
……貧民がなんの枷になる?アンタはまだ若い、いつでも抜けられる、それに魔術があんのはまず、特別だ。
大体なんで魔術を見せる代わりに恋愛相談なんて……ン?
(中心街とはうって変わって、何か諦めたかのような、いや、何かを見据えてるような静けさすら感じる裏通り。
薄汚れた服が目立つ人々がちらほらと道ゆくなか、1人だけ太陽の光を明いっぱい浴びたような白い軍服を着て歩くのは少しばかり気が滅入る。
しかし目の前にいる決まりが悪く赤た表情で話しかけてきた事により、気が晴れた。彼は数日前、魔術を披露してくれると言った相手であった。魔術に触れることがこの国に関わるまでなかった自分。今でこそ契約者がいる身ではあれど、他にも契約できないかと模索し、何より魔術に興味を持っていた。
戦略班である自分の仕事を抜け出したため/まあ、元からやる気はないのだが/早めに魔術を見たいと言った矢先に彼の口から出た恋愛相談。はぁ?と呆れ顔をしながら渋々聞けば相手には心を決めた人がいる、自分は貧民だ、などと嘆く内容ばかり。
相手の悲痛そうな顔を赤い瞳を細めて見つめ返し、淡々とした口調で、しかし時折妖しい犬歯をチラリと見せて揶揄うように最後は笑って。が、自分の話を真面目に聞いていた相手が自分の後ろに向かって深々と礼をする。
状況が掴めないまま魔術を催促しつつ後ろを振り返る。自分の雇い主ではないが、それに近い相手の姿に思わず、心の声がそのまま口に出た)
うげっ、マリス様………___ご機嫌よう、王族なのにこんなところまでお勤めですか。
(自分が仕事を抜け出したことにばれたらと思うと冷や汗だが、相手は王族。自分が城の中でしか出来ない仕事だなんて知る由もないと、外回りの警護団という設定にして、何もなかったように、しかしぎこちない表情で対応して)
>>43 マリス女王陛下
…珍しい所でお会いしますね。女王陛下。今日も美しくていらっしゃる。物憂げなその表情ですらも味方につけてしまうとは、罪な物ですね。
(国を見るならば1番貧しい所を見ろ、と教えてくれたのは祖父だったか、父だったか。当時は国を出る事があるなどと考えても見なかったので忘れかけていた知識であったが、こうして国を出た今、それなりに役に立っている。路地裏を通る間、座り込む何人かの人はじろりと訝しげな視線を送って来るものの、激しい憎悪は感じない。すれ違う何人かはこちらの顔を見ないが、きちんと頭を下げて通っていく。金銭的には潤っているし、心身共に余裕が尽き果てている訳ではないのだろう。ここは良い国だ。…良い国に、見える。少々鋭い自身の勘は、この路地裏すらも他所から見られることを意識し、ここに住む人の心も誰かによって整備されている様な、不可思議な違和感を訴えている。まぁそれを探るのは至難の業であるし、なによりそこまで知るならば相当危険な轍を踏まなければならない。ならば知る必要は無いのだろう。あっさりと引き下がることに決めて路地裏を出ようと大通りへ歩を進めること数分。向こうからやってきた一家の表情が、なんだか今まで見たそれとは違うような。妙に切羽詰まったものでそれでいて妙に明るいのが気になって。瞳がギラギラしていてなんだか変な感じ。眉を潜めながらすれ違い、角を曲がろうとしたところで、思わぬ人物と鉢合わせて。この国では珍しい、自身と似ているけれど違う黒髪と黄の目。驚いた表情はすぐに引っ込め、柔らかな笑みを浮かべると胸に手を当てて上体を下げ、滑らかに挨拶とマナーとしての褒め言葉を紡ぐ。自国でも見目、血筋共に異端な身だ、社交界でのマナーはそれなりに叩き込まれている。仲間に見られたら盛大に吹き出されるだろうが、普段の言葉遣いは今は封印しておくつもりで)
しかしこの様な…少々治安の悪い場所に来るには護衛が少ないのでは?
>>43 マリス・ヘレスフォード様
(PL/さらっと書き忘れておりました…絡ませて頂きました!二面性ある素敵な女王陛下にワクワクが止まりません!これからどうぞ宜しくお願いします)
>>43 マリス様
…お、珍しい所でお会いしますね。
(国を見るならば1番貧しい所を見ろ、と教えてくれたのは祖父だったか、父だったか。当時は国を出る事があるなどと考えても見なかったので忘れかけていた知識であったが、こうして国を出た今、それなりに役に立っている。路地裏を通る間、座り込む何人かの人はじろりと訝しげな視線を送って来るものの、激しい憎悪は感じない。すれ違う何人かはこちらの顔を見ないが、きちんと頭を下げて通っていく。金銭的には潤っているし、心身共に余裕が尽き果てている訳ではないのだろう。ここは良い国だ。…良い国に、見える。少々鋭い自身の勘は、この路地裏すらも他所から見られることを意識し、ここに住む人の心も誰かによって整備されている様な、不可思議な違和感を訴えている。まぁそれを探るのは至難の業であるし、なによりそこまで知るならば相当危険な轍を踏まなければならない。ならば知る必要は無いのだろう。あっさりと引き下がることに決めて路地裏を出ようと大通りへ歩を進めること数分。向こうからやってきた一家の表情が、なんだか今まで見たそれとは違うような。妙に切羽詰まったものでそれでいて妙に明るいのが気になって。瞳がギラギラしていてなんだか変な感じ。眉を潜めながらすれ違い、角を曲がろうとしたところで、思わぬ人物と鉢合わせて。この国では珍しい、自身と似ているけれど違う黒髪と黄の目。驚いた表情はすぐに引っ込めて普段通りの笑みを。しかし、自国とは言え反乱軍の潜むこの場所、護衛2人のみで進むには少し心許ない気がする。…という事はつまり、この人はそれで事足りる強さを備えている、ということだろうか。武人として、強い相手に自然興味はそそられる。手合わせする事は適わないとしても…、だ。常より少し丁寧な口調を心掛けつつもマナーはその辺の草むらに放り捨てた言葉を紡ぎ)
ここに来るにしては護衛の数が少ないとお見受けしますけど、もしかしてマリス様は結構腕が立つ方…であったりします?
(PL/マリス様の性別と役割を間違えて居たことに今気付きました…(震える)申し訳ない、改めて絡ませて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します…!)