>>33 白百合のお姉さん
あ、どうもこんにちはァ、……それ、魔術ってやつっすか?すごいっすよねぇ。俺の身の回りに魔術師って居ないんで、この街の日常生活みねるとすごい新鮮で。
(少々物騒な演説の影響か店のテラス席に居る人間は自分一人だけ。貸切の様な贅沢さを感じる反面、少し寂しいものだと思っていたが、かたり、と背後で椅子を引く音に驚いてそちらを見遣り。いつからこちらに来ていたのやら、そこに居たのは自分よりも少し歳上に見える白髪の女性。その指先が何かを描くとスプーンが浮き上がり、意志を持った様にくるりくるりとカップを掻き混ぜていく。魔術師と契約している同僚は多いが、戦うための物であり、こういった些細なことに行使出来ない事が殆ど。日常生活の中で当たり前に使われる魔術という物は自分の目には美しく映り、じいっと銀のスプーンを眺め…、と、そうしていれば自然、相手と視線があってしまうもの。ばちり、と音が鳴りそうな唐突さで絡んだ視線を逸らすことなく、少しだけ照れくさそうに歯を見せて笑うと、挨拶を。言葉が返ってくるより早く、矢継ぎ早に質問と褒め言葉を重ねてしまうのは誰かとこうして話せる喜びも勿論、敵意が無いと示す為。あの演説を聞くことなくここに座ったもの同士、通ずるものがある、と信じたい。そうでなくても何かの縁だ、もう少しお喋りしてみたい。食べかけのサンドイッチが乗った皿を少し机から持ち上げつつ、相手を伺うように首を傾げて)
…相席、いっすかね?普段はお喋りできる相手が居るんですけど今日運悪く1人で、寂しいんすよー。
(PL/絡んでくださりありがとうございます!返しにくいなんてそんな!とても上手なロルで羨ましい限りです…!早速ナンパの様なことを始めてしまった自キャラ共々、宜しくしてくださると嬉しいです…!)
>>57 ▽ セオくん
【 / そう言って頂けて安心しました…!ありがとうございます〜…! 】
ふふ。ええ、勿論!
実は私も少し寂しかったんです。ほら、みんな向こうに行ってしまっているから
( パチリ、目が合ってから交わされる言葉は始終穏やかなもので。隣国の方だからと抱いていたほんの少しの警戒と、目が合ってからの戸惑いはどこへやら。とても優しくて素敵な方じゃない。ホッとして体の力が抜けては へらりと笑い。思わず口から零れた笑みは嬉しさの証拠でもあるのだ。相席に関して快諾すれば彼の言葉に同調し。余程こう話せることが嬉しいのか、自ら席を立っては向かいの椅子を引き、彼がすぐ座れるようにと設置して。どうぞ と一言置けば自分は席に座り。隣国に関して聞いてみようかしら、ああ、でも魔術の話の方が良いのかも? 更に此方から話し掛けようと口を開いたが、その口から直ぐに言葉が紡がれることはなく。突如響く、先程より大きめな声に少し驚いてしまったのだ。そいつと話すなと言われたような気がして、瞳の奥を揺らがせる。少し悲しげに、そして困ったように目を細め微笑を浮かべては )
…本当はね、みんな優しくてとても賑やかな街なのよ。…どうか嫌いにならないでね