>>66 ▽ コノアちゃん
【 絡みますね!宜しくお願い致します〜! 】
あら…。迷子、…かしら?
( 街道沿いの小さな出店にて、焼き菓子を購入しており。ここのお菓子は本当に美味しいの。紅茶によく合うのよねぇ。そう上機嫌に、紙袋を抱えていざ帰路につこうとしたが、少し止まり。一瞬空いたその人混みの中に、じっと佇む少女を見たのだ。こんな夜に、ひとりだけだろうか。暫く待って周囲を見るが、少女に話しかける人なぞいなく。また、微動だにしないその様子に徐々に心配になってきて。心配そうに頬に手を添え上記を呟くと紙袋を抱え直し、街道の前後の流れを崩す様に横に横断して。道行く人に小さく謝りつつ、自分よりも背の低い、可愛らしい少女の側まで無事行くことができれば少し屈んで。成る可く警戒されないように、そして怖がらせないようにと微笑むとひと言、声をかける。真ん丸なその瞳をじぃ、と見つめては、再び口を開き )
こんばんは。 何かお困りかしら?
>>75 ▼ リリィ様
【 ありがとございます ! !
よろしくおねがいします ! ! 】
「 ひぃ」
( わたしは、同じ団の仲間たちが来てくれるだろうと、どこか期待しています。
ペンダント時計の針で時間を確認します。
いちじかん が経ちました。
にじかんが経ちました。
「 まっ 」
わたしは、今、石の敷き詰められた地面をじっと見ています。なぜなら、蟻が団として列状にポツポツ歩いているからです。蟻は仲間とはぐれないために一生懸命です。ソーキュートな感じです。
ぐしゃ。
そうです。この世界には人間という巨人がたくさん歩いているのでした。当然、蟻は踏み潰されます。omgな感じです。
ぐしゃ。ぐしゃ。
そして、蟻たちはお互いにバラバラに逸れ、結局、みんな迷子になってしまうのです。
あぁマリア様。ああカミ様。どうか迷える仔羊をお救いください。)
『 何かお困りかしら? 』
( 女の人の声です。わたしのささいな願いが天に届いたのでしょうか?その声の主の顔を視界に収めます )
「まりぴぃぉ…」
( 聖母様のようで、鼻が高くて美しいお顔。
垂れ目の微笑女。わたしは、彼女のエメラルドの瞳ーー街の光を取り込み、幻想的な輝きを秘めた瞳ーーを見つめ返しました。そして精一杯に、自分のお困りの何かを伝えるために、 スッーと息を吸います )
「 ……ま ! ご !
ん! …まい、お ! !
んん! あ ! ! いご!
んんんぁあぁあぁ ! ! ! 」
( まいご。その言葉がどうしても言えません。わたしには主張能力が欠乏しているのです。なので、イライラしてしまって、地団駄を一回。ぐしゃ )