(PL:戦争開始後という設定、場所は森の中ですが、どこの領土でもない場所でモブ兵士さんと絡んでおります!
先ほどまで戦場だった場所ですが、どこの国と争ってたかの指定はしていないので、いろいろ自由に決めてもらっても平気です!^^
リハビリ兼ねて投下しましたが、自分も絡み文を出すよ〜という方は全然こちらから絡みに行きますんで、もし気が向けば絡んでください〜!)
無謀に挑んで来やがるお前みたいな男は…、嫌いじゃないですよ。お陰で少し楽しくなった。…礼を言いおう。また違う時代で出会えたら、次は友人になれるかもしれねえな。―――…ん?
(戦争中の国の中で、どこの領土なのかあやふやな土地は沢山ある。そしてそういった土地が戦場になる事は多かった。目の前で膝を着く、相手の血が着いた白い愛刀を振ると、若草にビシャリと血が飛んだ。勝負あって、相手はもうここから命からがら逃げる事が出来ても、このQueen of Heartの軍事隊長に勝つことは出来ないだろう。一歩間違えたらそこで命の終わりが訪れる。戦争の中での命の駆け引きとはそういうものだ。このヒリヒリ感は嫌いではない。目の前の男は決して化け物のように剣術が強いわけでは無かったが、決して諦めない瞳が印象的だった。そういう心の強さが一番厄介だとラパンは思う。そして、立派に殿(しんがり)を務めた男を見下ろすと、素直な感想を述べた。後ろに纏めた雪のような髪の毛が返り血に染まる頃には、ある種の興奮状態となってしいた。珍しく赤い瞳がぎらぎらと光る。戦場に赴くといつもこうだ。どうしてもこんな日の夜は、必ず飲み過ぎてしまったり食べ過ぎてしまったり…色々な欲望に忠実になってしまうのであった。
さて、このまま苦しめて遊ぶ趣味は無い。せめて敬意を払って、しかし本能のまま、目の前の命を刈り取るために改めて剣を構える。来世では友人になれたら、という言葉は本当に思っている事だった。矛盾するようだが、自らの手でもう会えない人物を増やすという点は口惜しい部分もある。とはいえ、全ては自国のため。軍事隊長として、責務を全うするだけだ。
――刹那、兵士のペンダントの鎖が切れたのか、丸い懐中時計のような形のそれが地面に転がる。戦いの中でボタンがバカになったのか、ぱかりと自然開くので、中の写真が見える。両者、自然と視線がそちらに行く。家族写真だ。彼の年齢的に、写真に写ってるのは父と母、そして彼の妹だろうか。…彼はそれに手を伸ばし、胸の前で抱きしめると、観念したように目を閉じた。その唇が震えるのを見ると、ラパンは目を細めて溜息をついた。)
……ハア…、…。興ざめしちゃいましたよ。やっぱり友人には…なれそうも無いです。
(兵士には家族がいる。そんなことは分かって命を摘み取ってる。しかし、視覚的に見せられてしまって、どうも気乗りしなくなってしまった。剣を鞘に仕舞うと、いつもの気だるげな口調に戻る。呆気に取られている相手を見下ろすと、くるりと踵を返した。自国に戻って応急処置をすれば、命は助かるだろう。…家族構成が同じだからといって、これじゃあ本当に気弱なウサギだ。戦争中にあるまじき行為。でも何とでも言えばいい。いつも我儘を聞いてる立場なのだ。戦果だって挙げ続けている。『気分じゃなくなった』という理由で、一回職務放棄するくらいの我儘を言ったって良いだろう。)
…他の兵士達を返しておいて正解だったな…。
(PL:書き忘れましたが、>>61はALL様向けの絡み文です!><)
(Lapin)
俺は毒林檎なんだ。自国の奴も毒で蝕んでる事忘れんなよ?
……ア?今説教ちゅ…なに!国境沿いで戦闘確認!?早く言えよ!!お前らは待機!
(今日もまた、吹雪が土地を磨き、まるで一枚の鏡のような寂しげな景色を作る。Snow White、金になるような名品はこれといってなく、不思議とどんな時も林檎の実だけが絶えず実る軍事力に優れただけの国。
今日も森の奥深くで兵士たちが実戦訓練の練習もするも、彼らは1人残らず沈んだ表情を見せる。それもそのはず、今日は軍事隊長不在である代わりに国のNo.2ではあるが、連帯感0、高圧的な毒林檎様が訓練の指揮をしていた。
訓練と言ってもただただ実戦を繰り返すのみでアドバイスも寄越さなければ自分が楽しむだけの横暴ぶり。そんな状況に耐えきれなかったのか、1人の兵士が「No.2のくせに」とポツリと呟いた途端にまるで大斧が飛んできたかのような蹴りが相手の横腹に入る。
倒れ込む相手に間髪入れずグイッと顎を掴めば余程先程の言葉がイヴの癇に障ったのか、低く重たい声を落として。
周りの兵士に緊張が走る中、城の情報伝達役の男が小走りでこちらへと向かってくると不機嫌そうな顔で振り返り、乱暴にその場を離れて、伝達役に体を向けて。
よくよく聞けば、ここからそう遠くない距離で戦闘が始まっているとのこと。どの国同士で争っているか、人数も不明、そんな全く情報がないにも関わらず、パァッと表情を明るくすれば1人でその場から駆け出して。
毒林檎がいなくなった訓練所は酷く重たく安堵した空気に包まれた。)
…ったく、どこ探してもいねえ!……って…え…?ぁ………ラパンにいちゃんッ!
(森の奥へ奥へと足を進めるも、あたりに人影はなく短絡的な頭は1人できたことを今更後悔して。キョロキョロと首を動かすたびに特徴的な髪が狐の尾のように舞う。
ふと、視界に入った白雪の国によく似合う白い髪に見覚えのある赤い瞳。心臓辺りが大きく揺れ動く感覚。小さく、これは現実か確かめるように吐息と一緒に声を吐き出して。何よりも、考えるよりも先に足が動き、何年も前に戻ったかのようなあどけない表情で相手を追いかければ、懐かしい名前で呼びかけ…たと同時に筋肉質で176センチほどあるサイズ感を忘れて相手に飛びかかるように抱きついて。懐かしい匂い、間違いなくずっと探していた相手だった。)
(pl:ごめんなさい…無駄に長くなってしまいました……普段のイヴとラパンにいちゃんに会った時のイヴの違いを出そう!と思ったらクソ長くなったので本当すいません…そして飛びかかってごめんなさい…楽しい関係性がつくれると嬉しいです!よろしくお願いします)
>>61 元先輩の白ウサギさん (Lapin)
見覚えのある顔が居ると思ったら…随分優しい事をするんですね?是非うちの兵士と戦う際にもして頂きたい物です。
(開戦してからまだ自国は戦場とならずに済んでいる。とは言えいつ火の粉が降りかかるとも分からないのでせっせと兵を各地に配置している現状。最も大事なのは情報だ。どの国が強くどの国ならば勝てるのか。それを見るには多少のリスクは必要だろう。
死体を悠々と跨ぎ、踏み越えながら硝煙と血に染まった土を踏みしめて、先程まで戦場であった森で情報収集に勤しむ。どちらの兵の方が多く、どちらの兵が少ないか、どんな死因か、兵士の状態はどうなのか。国のトップがこんな危険な仕事。普通ならばしないのだろうが、生憎自分は普通では無いので問題ない。それに他人に行かせて自らが欲しい情報が不足するよりはずっと…、と。不意に耳に掛かった声に僅かに眉を上げ、兵士が握りしめていた血みどろの写真を脇に放ってそちらへ向かう。
戦場にあって目立つ白髪は血に塗れ、赤い瞳は一層赤く、敵国の軍事責任者は皆顔は知っているが、元自国の兵という点において、多少気をつけなければならない人物がそこに居た。さて、どう出るべきだろうと考えているうちに、なんと負傷兵を見逃して去ろうとするじゃないか。ギリギリで声は出さなかったが、笑ってしまった。何だこの人、全然理解できない。背を向けたその時襲われるかもしれないし、また今度対峙した時、運が悪ければ自分の命が脅かされるかも。争いの火種を残すなんてやり方は自分なら決してしないだろう。あまりに面白かったから、つい物陰から出て声を掛けてしまった。相手が別の国の所属になりたいと陳情に訪れた先代のSnowWhiteの支配者、その傍に控えていた子供を覚えているかは知らないが。)
…お久しぶりです。SnowWhiteの景色は覚えてらっしゃいますか?先輩。
(PL:絡ませて頂きます。勝手に知っている風に描写をした上で先輩呼びをしてしまいましたが、年齢出身諸々を加味してこちらがラパンさんを覚えていると言うだけですので、そちらからの認知があるか無いかはご自由に描写して頂けたらと思います!これからどうぞ、宜しくお願い致します…!)