>>61 元先輩の白ウサギさん (Lapin)
見覚えのある顔が居ると思ったら…随分優しい事をするんですね?是非うちの兵士と戦う際にもして頂きたい物です。
(開戦してからまだ自国は戦場とならずに済んでいる。とは言えいつ火の粉が降りかかるとも分からないのでせっせと兵を各地に配置している現状。最も大事なのは情報だ。どの国が強くどの国ならば勝てるのか。それを見るには多少のリスクは必要だろう。
死体を悠々と跨ぎ、踏み越えながら硝煙と血に染まった土を踏みしめて、先程まで戦場であった森で情報収集に勤しむ。どちらの兵の方が多く、どちらの兵が少ないか、どんな死因か、兵士の状態はどうなのか。国のトップがこんな危険な仕事。普通ならばしないのだろうが、生憎自分は普通では無いので問題ない。それに他人に行かせて自らが欲しい情報が不足するよりはずっと…、と。不意に耳に掛かった声に僅かに眉を上げ、兵士が握りしめていた血みどろの写真を脇に放ってそちらへ向かう。
戦場にあって目立つ白髪は血に塗れ、赤い瞳は一層赤く、敵国の軍事責任者は皆顔は知っているが、元自国の兵という点において、多少気をつけなければならない人物がそこに居た。さて、どう出るべきだろうと考えているうちに、なんと負傷兵を見逃して去ろうとするじゃないか。ギリギリで声は出さなかったが、笑ってしまった。何だこの人、全然理解できない。背を向けたその時襲われるかもしれないし、また今度対峙した時、運が悪ければ自分の命が脅かされるかも。争いの火種を残すなんてやり方は自分なら決してしないだろう。あまりに面白かったから、つい物陰から出て声を掛けてしまった。相手が別の国の所属になりたいと陳情に訪れた先代のSnowWhiteの支配者、その傍に控えていた子供を覚えているかは知らないが。)
…お久しぶりです。SnowWhiteの景色は覚えてらっしゃいますか?先輩。
(PL:絡ませて頂きます。勝手に知っている風に描写をした上で先輩呼びをしてしまいましたが、年齢出身諸々を加味してこちらがラパンさんを覚えていると言うだけですので、そちらからの認知があるか無いかはご自由に描写して頂けたらと思います!これからどうぞ、宜しくお願い致します…!)
>>85Wolf・Lawine(SnowWhite/白雪の軍神)
お前はヴォルフ…!?―――…え?……。…ま、さか。あの…時の…、…っ(艶やかな烏の濡れ羽色、そして目の色が分かりづらい特徴的なカラーグラス。冷たい印象を与える男は、 かつて所属していたSnowWhiteのトップに君臨するヴォルフ。先ほどの戦闘で、目の前の相手と戦う事を『愉しい』と感じてしまったのが良くなかったのかもしれない。軍事隊長なのにも関わらず、夢中になって近づくのに後れを取ったなんてなんて失態を犯したのだろう。当然警戒態勢に入るのだが、続く言葉の意味が分からず、瞳を瞬かせる。『久しぶり』…?確かに昔に居た国ではあるが、この男と会ったことがあっただろうか、と彼の顔を覗き込む。カラーグラスの奥に潜む瞳をじっと見ると、不思議な気持ちになった。いったい彼の瞳は何色なのか。見つめると分からなくなる。そしてこの感覚はいつか―――…、…と思案して、脳裏に、先代支配者の横に座る、子供らしくない子供を思い出す。どくんと心臓が鳴った。なんて事だ。あの日、あの子供を見て、理由の分からない畏怖を感じた気持ちが蘇る。一体なにを考えているのか全く分からない穏やかな笑みが、恐ろしい男だと感じた。だが自分はいま、軍事隊長であり、最早故郷は敵国になってしまったのだ。声が震えてしまいそうだったが、動揺を悟られないよう、努めて冷静に相手に向き直った。)
…そうか。随分大きくなったな。当然か。悪いけど、もうSnowWhiteは敵国…なんだ。そのトップに君臨する相手に、『優しく』は出来ないよな。
(PL/ヴォルフさんが覚えててくれてるなんて…!!!カリスマ性のようなものが子供のころからあったのかなと勝手に思ってるので、ラパンも印象に残ってた子供という事でちょっとビビらせてみましたwこれからよろしくお願いします!!^^)