>>128
潜鴉
「!!?
なッ!?こんな馬鹿な……!!!」
《ドゴオォォォォォォォォォォッ》
潜鴉はもはや自分が勝利すると言う確信を持っていたためか、手負いの相手ではまともな反撃を受けることは無いだろうと思っていたが故に隅影が腕を掴み、そのまま拳による強烈な打撃を繰り出すと、潜鴉の体を正確に打ち抜き、潜鴉は血を吐く……
肉体的な強度で言えば通常の人間と大差無い潜鴉では到底耐えられるものではなく、四鴉の内の一匹が地の底へ墜ちる。
桜空「っ・・・・・!!!!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!
(桜空の姿が、撃ち抜かれてゆくビルの残骸の中へと消えてゆく・・・・・
やはりコイツは敵に回してはいけなかった、その後悔だけが募る・・・・・
・・・・・いや、まだだ、勝機はなくとも、逃げ道ならある・・・・・
桜空は崩れ落ちる残骸から残骸へと、短距離を移動しながら足場にしこの瓦礫の雨からの脱出を試みる・・・・・)
隅影「そのままおねんねしてな、永遠にな・・・・・」
ゴガガガガガガガガガガガッ!!!!!
(崩れゆくビルを掘り進み、巻き込まれる前になんとか隅影は脱出に成功する・・・・・
一時はどうなるかと思ったが、なんとかチップも無事で、あとはこのままこの場を去るだけだ・・・・・
鴉の集団がどうなろうと、桜空がどうなろうと、知ったことではない・・・・・)
>>130