女子生徒「・・・・・何を揉めているのかは知らないけど、人助けをする人に悪人はいません・・・・・!」
(女子生徒は怯むことなく、氷華に訴え続ける・・・・・
氷華とこの女子生徒とでは、悪というものの認識が違うのだろう・・・・・
いや、ただ単に氷華の悪に対する認識が、理解したい気持ちもある一方で、何が何でも粛清するという矛盾しているともとれる感情な辺り、何もかもが違うと言っても過言ではない・・・・・)
>>149
隅影「・・・・・あー、くそっ、厄介だなお前ら・・・・・」
ダッ・・・・・!
(隅影は猛スピードで疾走し始める・・・・・
年齢的にも段々と体力が落ち始める時期、あまり過激な運動は避けるつもりだったのだが、どうやらそうもいかないらしい・・・・・
「あぁ、俺だ、わりぃが、迎えに来てくれ、緊急事態だ、おじさん困っちまうよ」
どこかに電話をかけ始める・・・・・)
>>150
>>151(桜空)
《ドゴオォォォォォォォォォォッ》
氷華に言葉をかけたものの、その言葉は氷華に届くことはなく、放たれた氷塊は廃工場の一角もろとも二人の居る場所に落ち、周囲にはその衝撃波 によって工場内の窓が割れ、軽い地震が引き起こされる……
その破壊力は容易く建物を破壊することが出来ると言うように、数多の異能の中でも最強クラスの威力と範囲を持っており、直撃してしまえば命は無いだろう……
>>151(隅影)
蟲鴉
「逃がさん……」
【「起爆蟲」】
《ドゴオォォォォォォォォォォッ》
逃げ回る隅影を見て、蟲鴉は口を大きく開け、口内から腹部が異様に肥大化した1mもある巨大な蝿を吐き出すと、身体強化されている筈の隅影に容易く追い付くと、その蝿そのものが何の前触れもなく大爆発を巻き起こし、電話する隅影を消し飛ばそうとする。
身体硬化して衝撃によるダメージを防げたとしても、爆発によって生じる熱は肉体の硬度を無視して相手の体を熱して吹き飛ばするため、硬化だけではそのダメージの無効化する事は出来ない。
かと言って防御するために地面のコンクリートを抉り取ったり、地中に潜ろうとしたところで、背後から迫る水鴉によって呑み込まれて捕らわれてしまう事になる……