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狼谷
「ああ……お前が大丈夫ならそれでいい。
八咫烏……この組織についてお前に説明しておくか。
と言っても、その階級や昇格システム、神童についてはもう話したな?」
桜空が大丈夫だと応えると、本人がまだ戦うことが出来ると言うのなら、これ以上此方から言及するのも悪いと思い、八咫烏についてのおおまかな解説やシステムについては既に説明してある事から、前提部分を飛ばした核心部分について話し始める……
狼谷
「十二鴉……この階級は入れ替わりが激しく、十二鴉に並ぶ実力者や候補がいる事から決まったメンバーはいない……だが、この上の"三羽鴉"この地位に居る奴らは全員が化物クラスの実力者だ。俺も5年ほど十二鴉をやっていて、十二鴉の中でも上位の力を持っているが……コイツらにはタイマンで勝てる気はしないな……」
狼谷
「三羽鴉の内の一人だけで一つの組織を丸ごと全滅させることが出来る程の強さがあると言われている……コイツらと戦う時は組織の総力をあげて戦った方がいい。それができなけりゃ……逆に潰されるぞ。」
八咫烏における最高戦力である三羽鴉について話し始める。
この三羽鴉と戦う際には逆に此方が全滅する可能性もあると言うことを警告する……
桜空「リスクがでかすぎる・・・・・その三羽鴉ってぇのとはなるべく戦闘を避けたいものだ・・・・・」
(先の大戦において、相手側の実力は身をもって体験した・・・・・
狼谷の情報にまず間違いはない、組織を丸ごと潰せるレベルの厄介な構成員が三人もいるということを考えると、なるべくその三人との戦いは避けるべきだと考える・・・・・
「・・・・・狼谷、俺にもしものことがあったら、お前が俺の地位を継いでくれ・・・・・」)
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