>>212
氷華さ
「ええ……また……ね?」
氷華は最後にそう短く呟くと、窓の縁から身を乗り出し、自身の足元に氷の足場を生成し、それに乗ると、夕渚の方に振り返り、久し振りの再開にも関わらず、あまり長く入るけどれなかった夜風に青みのかかった銀色の髪を靡かせまたを立ち去ろうとする。
夕渚「・・・・・かっこいい」
(やはり、病室にいる時と見送る時とでは、氷華の雰囲気は違った印象を受ける・・・・・
氷華は氷華、それ以外の何者でもないが、仕事へと戻る時はまるで自分と接している時とは別人格が出てきているようにも時々追うことがある・・・・・
氷華がさっき言っていたことは、正に今自分が考えていることなのだろうと思うが、氷華の真面目さをただ自分が勘違いしているだけだと結論づける・・・・・
そして、夕渚はゆっくりと眠りについた・・・・・)
>>213