>>292
氷華
「ええ、私も貴方の理想を……いえ、目標を聞いて驚いたわ。
一人で理想を叶えるのは難しい、現実は理想よりも非情で残酷だけど……定めた目標に向かって歩き続ければ必ず願いは叶う。理想は現実となる、そう私は考えている。」
理想と言う言葉から、必ず叶えると言う意味で"目標"に呼び方を変え、自分と同じ理想を持つノエルに対して持論を話す……理想を現実にする事は容易い道ではなく、特に自分達の望む世界の実現は、実現するまでにあまりにも困難な道を歩まなければならないのだが、それでも歩みさえ止めなければ必ず叶うと言うもの。
これまで無人の荒野を独りで歩き続けているようなものであった氷華であったものの、自分は一人じゃない、そう思った事で氷華も心の奥底に暖かいものを感じた……それは何処か懐かしいような、不思議な感覚であるものの、その感覚の名を氷華は忘れてしまっている……
氷華
「……………クスッ。」
ふと視線を移すと、緋染が珍しく親切に近道について教えようとしているのを見て、微笑みながら静かに二人を見守る。自分は決まった道やルートしか通らないため、近道の捜索をしようと思ったことも無いことから自分も知らない道や通り方があるのならそれを知っておきたいとも思っている。
ノエルも氷華さまが仰る通りだと思いますっ
( 進むことを諦めなければ、絶対に辿り着くことができる。努力は必ず報われることを信じて疑わず、真っ直ぐな瞳で彼女を見ては弾けるような笑みを見せ。尊敬する彼女のこの穏やかな笑顔を、誰にも汚されたくない。ノエルだって、何度叩かれても倒されても必ず立ち上がります。彼女らしく、自分らしくただ真っ直ぐにいたいけれど……、そういう人達にとってこの世界はどうも生きにくい。この瞬間はじめてそんなことを思っては、手元の書類に目を落とし )
でも……時にはゆっくり休むことも必要です。氷華さま、お身体にはお気をつけくださいませ
>>293 氷華さま
わ、僅かな溝……!
( 彼の言葉に、真剣にこくんと頷いては見たものの本当にできるのかと冷や汗をたらり。近くに窓があったため、そちらに駆けよれば頑張って窓を開け身を乗り出す。うーん、溝……ないわけではないのですがと眉を八の字に。書類も落とさずとなると少し考えねばなりませんね、と考えながら彼の元へ戻り )
ノエル、何事も挑戦すべきだと思います。ですので、…やってみます
( ぐぐ、と両手に力を込めてはその方法で部屋に向かうことにして )
>>294 悠矢さま