>>44-45
「あんた誰よ!!はよ答えやWOMAN!!「豆腐野郎」か!!冷蔵庫!」
自転車の速度を落として後ろから追いかけてくる女性と並走する状態になる。
そうしながら街中に響いていそうなほどの音量の声で女性に問いかける。
「不安」は目的地へ辿り着けないことに肝を冷やし、妨害したことを怒りつつも、攻撃されたことについてはあまり気にしていない様だった。
『うおーっ!不安さーん!こっち三人脱落しました!!』
『辿り着いてくださいねー!!あなただけは到着しなきゃ何にもできないんですから!!』
「不安」が片手に持っているスマートフォンから複数の声が聞こえる。
「不安」と共に活動している少年少女は全員で15人、残りは全員氷を避けたことになる。
氷華
「……随分と騒がしいわね?
……私達は名乗るほど大層な存在ではないわ。」
氷華は自分と並走するようにして自転車の速度を落とし、大音量で話し掛けて来るリーダー格と思われる不安と呼ばれる人物がやって来るのを見ると、彼から他の暴走集団へと視線を移し、ゆっくりと両腕を広げる。
両腕を広げた氷華の周囲には多数の10cm程の大きさの氷柱が多数生成され、広げた両腕を暴走族の物達へ向けて翳すと、形成された全ての氷柱が銃弾のような速度を持って打ち出され、リーダー格ではなく、依然として速度を上げて暴走している者達の制止を先に行うことにする。
氷華
「私は警察じゃない……警告は一度しかしない。大人しく下がると言うのなら凍り付けだけで許してあげる。だけど……従わないようなら私は貴方達を"排除"しなければならない。」
自転車乗りの周囲に対して攻撃を繰り出し、尋常ならざる実力を示した上で、リーダー格と思われる相手に対して大人しく下がるのであれば氷付けにするだけで命を奪うことまではしないものの、反発し続けるのであれば容赦なく殲滅すると警告してみる。
尚、氷華の氷弾が当たった自転車達は急速に氷が広がって行き、そのまま乗り手達をも拘束しようとする。
氷華ちゃん・・・・・何ならこいつら、俺が殺っちゃってもいいけど?
(大人しく下がるのならばという判断も視野に入れている氷華に対して、決められないようなら自分が手を下しても構わないと口出しをする・・・・・
そして「悪は悪、善は急げだ、排除するならさっさとしちゃおうよ?」と、標的を視野に捉えた獣のように・・・・・)
>>47、48
おいお前っ!!!!!
(やっと見つけたと言わんばかりに息を切らしながら、さっきぶつかった謎の人物が迫り寄る・・・・・
そして「お前に聞きたいことが・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・ある・・・・・!」と、よほど急いで来たのか、胸を押さえながら息を切らしながら言い)
>>46