>>795
【桜空vs翼腕の鴉】
《ガッ》
翼腕の鴉
「餌が生意気に動き回ってんじゃねぇよ……!」
《メキメキメキメキメキ…》
桜空の一撃が鴉の頭に直撃するが、やはり致命傷には至っておらず、それどころか右翼の一部の異能を解除して桜空の左脚を掴み、翼の代わりに顔の一部を黒い嘴に変えて桜空の頭を突き刺そうとする。
だが、これは逆に鴉の高速移動や飛行と言った機動力を自ら捨てて攻撃に転じているため、ここで強力な一撃を逆に加える事が出来れば勝利出来るかもしれない。
桜空「くっ・・・・・!?」
グッ・・・・・!
(脚を掴まれるものの、その身軽さで相手の攻撃を頬に掠る程度でギリギリで避けると、相手の片目に指を突っ込む・・・・・
自分の力ではまともなダメージを与えることは難しい、だが人間誰もが急所である部分を攻撃すれば、大抵の者は一時的に怯む・・・・・)
ぐぐぐっ・・・・・!
紀「・・・・・っ・・・・・!」
(能力で、相手の腕の動きを止めるものの、完全に止めるというよりかは、何とか力を振り絞ってやっと片腕を止めることが出来る程度なのか、磁石同士が反発するような感じで相手の攻撃を止めている・・・・・
悪足掻きとは正にこのことか・・・・・)
>>797