>>959
氷華
「そう?それなら保険をかけておくわ。」
左手の指先を桜空の頭上に向けると、彼の頭上1m上にウニのように小さくも無数の棘を備えた氷の塊を形成し、何時でも桜空へトドメをさせるような状況にした上で数秒だけスマホへ向ける。
『・・・・・っ・・・・・ぐすっ・・・・・』
(スマホ画面は何故か真っ暗で、誰かの泣いているような、嗚咽が聞こえてくる・・・・・
どこまでも悲しみに包まれたような、そんな悲哀がスマホから伝わってくる・・・・・)
>>960