>>180
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刺青の男
「ククク……もはや勝負ありだな?」
体勢を崩して倒れた桜空を見て、敢えて追撃をせずに変化させていた両腕を普通の人間の腕へと戻すと茶色の髪をかき上げて告げる。
刺青の男
「一応、俺の名を教えておこう。
俺は『六囚徒』の一人『修羅道』だ。」
ファーストと八咫烏の二大トップが倒れた事で生じた混乱に乗じ解放された六人の大罪人の一人であると言う。
桜空「・・・・・てめぇみてぇな化け物があと6人もいるのか?目的は何だ・・・・・?」
(これまで戦ってきたどの能力者とも違う異質な相手が名乗り出てきたことで、新たなる敵勢力の情報をできるだけ聞き出そうと一体何の目的があってわざわざ乗り込んできたのかを問う・・・・・)
>>181、all
>>182
離れた場所から動かずに桜空と刺青の男を観察していた湊だが、桜空が追い詰められたように見えたところでようやく双眼鏡をゆっくりと下して呟く。
「そろそろ潮時、かな」
懐から血液パックを取り出し、ナイフで袋を裂く。
流れ出す血は湊の手の中でみるみるうちに一本の大きな槍へと変化する。
「正直ここで彼に死なれたら困るんですよ……ねっ!」
大きく振りかぶり、血槍を刺青の男に向けて投げる。
その槍は男の身長よりもひと回り大きく、うまくいけば男の体をそのまま貫けるだろう。