桜空《何がどうなってやがる・・・・・また知らねぇ奴が来やがった・・・・・》
桜空「そこのお前・・・・・こいつらの知り合いか・・・・・?」
(次から次へと頭の整理が追いつかない出来事が連続で起きるものの、なんとか冷静さを保ちつつ過去の戦いの場に現れた見物人に向かって一言、この連中の知り合いかと問いかける・・・・・)
>>188
隠れていたつもりだったので桜空に声をかけられたことに驚いたが、予想外の出来事についていけず気配を消し忘れていたことを反省する。
「いえ、知らない人ですがあなたを助けに来たわけでもないです。というか、今はそれどころではないでしょう・・・」
動揺していることに気づかれないようにそっけなく返事をする。
声をかけてきた人物を湊はよく知っていた。彼女が崇拝する氷華の弟である桜空を湊はあまり良く思っていなかった。
>>190
仮面の人物
「ふむふむ、今のファーストなら簡単に壊滅させられると思っていたんだけど……これは認識を改めた方が良さそうだ。」
まるで空間を切り取ったかのような灰色のキューブの中にいる仮面の人物が二人を見て、口を開く。
その人物は声も中性的で、話し方にも男女の特徴が見られず、素性や素顔はおろか、男なのか女なのか、はたまた人間なのかどうかですら伺い知れない……