桜空「正直、こうも早く向こう側からお出ましになってくれるとはな・・・・・」
(対峙してわかったが、まったく歯が立たなかった・・・・・だが、仮面の男の方はともかくとして、もう一人の方は一応追い詰めることもできるにはできた、あの男がまだ弱い部類だっただけかもしれないが・・・・・)
>>204
桜空「あの状況で間一髪で救い出したんだ、寧ろ感謝してもらいてぇくらいだ・・・・・」
(正直、見返りを求めているわけじゃないが、あのギリギリの状況でなんとか救い出した以上、ちょっとやそっとの打撲のような痛みには我慢してもらいたいと呟く・・・・)
>>205
湊
「別に救ってくれだなんて・・・」
『頼んでいない』と言いかけたところで口が止まる。確かにあの状況ではどうなっていたかも分からない。
少し複雑そうな顔をして再び口を開く。
湊
「・・・・借りは作らない主義なんです。必ず返します。」
どこか悔しそうに淡々と言う。
殺してもいいと思っている相手に借りを作るなど屈辱以外のなにものでもない。
「・・・?」
ふとあることに気づく。同じ部屋に存在するもう一つの気配に鼓動が一気に速くなるのを感じて気配の先に視線を移す。
>>207
氷華
「私が目を覚ましたこのタイミングで襲撃を仕掛けて来るだなんて……私の推測が正しいのなら……この襲撃の後に連中が狙う『モノ』は……」
氷華は桜空からこの襲撃について聞くと、自分の顎に右手を添えて思考を巡らせ、これまで集めた情報を元にして、この襲撃の真の目的についての考察をして、一つの結論がわかり、敵の狙いについて察して
氷華
「あら?貴方は確か私のいた八咫烏の湊……ね?」
思考がまとまったところで、次に打つべき手を思い付いたところ、視界の中に桜空と共に転移されてきた人物を見て、彼女の黒い髪と、血のように赤黒い瞳から彼女が自分のいた八咫烏の一員であると言うことを思い出して