>>42
氷華
「それより……『家』に……帰りたい……わ………」
内出血が酷く、銃弾が体内に残っている事から手足にさえ力が入らず、口から流れる血が凍ること無く滴る中、生気の失われ始めた虚ろな目で家に帰りたいと言う……
幸いにも間接的に触れているだけなら異能封じの効力が及ばないのか、桜空のゲート展開には何の支障もきたしていない。
桜空「何言ってんだ・・・・・!今処置すればまだ助かっ・・・・・」
(凍ることなく、地面へと滴り落ちる鮮血が桜空の精神を掻き乱す・・・・・
まだ間に合うかもしれないという気持ちと、もう助からないという気持ちが、心の中でぶつかり合う・・・・・)
桜空「とにかく・・・・・死ぬんじゃねぇ・・・・・!償いもせずに逃げるのかよ・・・・・!」
>>43