>>88
氷華
「ふぅん、それで……私が力を失い、八咫烏の主力が居なくなったにも関わらず、顔さえ見せようとしない臆病な残党の大将様が私に何の用件かしらね?まさか愚痴を吐くためと言う訳では無いのでしょう?」
八咫烏の中にも鴉狼や素鴉のように自分に迎合しない、意思に賛同しない者も居たことは知っており、その中でも自分の傍にいつつ、本心を見せようとしない者が居ることを知っており、だいたい相手の正体について掴んでいるような口調で言う。
『私はお前を許さない、絶対に・・・・・』
(再生された映像越しであれど、伝わってくる憎悪の念は凄まじいものがある・・・・・
過去に氷華が悪を見境なしに狩る復讐鬼と化したように、謎の人物もまた、似た憎悪を募らせているように見える・・・・・)
>>89