>>90
氷華
「………………。」
憎悪の念を受けながら、まるで全てを諦めているように無言で立ち上がろうとするものの、直ぐに床に倒れてしまう。
だが今の氷華には、金鵄だった頃の強大な力も、復讐鬼のような鬼気迫る様子もなく、自分の脚で立ち上がることも出来ない非力な少女になっている。
桜空「・・・・・奴は是が非でもお前を殺るつもりだぞ、どうする・・・・・?」
(自力で立ち上がることも困難になった氷華に手を差し伸べ、これからどうするつもりだと問いかける・・・・・
今の氷華なら、容易く葬れるのは間違いない、相手側からしたら正に絶好のチャンスというやつだ・・・・・)
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