武亮「関係ないわけないだろ!自分が何やってんのかわかってんのか!?」
ガッ!
(とにかく相手を止めなければ、こんなこと絶対にあってはならないと相手に掴みかかり、ナイフを奪おうとする……)
>>109
生徒「だず……げ……」
(聞こえてくるその声は、死の寸前とも言えるほどに枯れているように聞こえ、事態は刻一刻を争うことが伺える……)
>>109
>>110武亮
晶「おいおい、急に掴んだら危ないぞ」
(掴まれると同時にナイフを離す。余裕気に言葉を吐けば、落ちるそれを空いている片手で受け止めた。近距離にいる相手の首筋目掛け、無駄なくナイフを滑らせる。彼にとって目の前にあるもの全てが敵なのだ )
希「っ、大丈夫ですよ、大丈夫だから……」
(亡骸を掻き分け息のある生徒を見つけるが、本能的に、もうダメだと思ってしまった。生徒のためか、自分の正気を保つためか、声をかけながら止血を試みる。だが、この状況では止血すべき箇所をすぐに見つけることはできなかった。せめてもと生徒の手を握ると、そっと寄り添う。嘘でもなんでもいい、この苦しみから、少しでも解放できたら )
希「安心して。もう助かりますからね、大丈夫」