( ふらふらと城下町を歩く。警備をしているであろうハート王国の兵士を見つけると、見つからないようにこそこそと移動して。存在感が薄いのか、いつの間に王城周辺まできていて )
どこなの 、、、
>>52
随分と 、余裕じゃないか
( 見上げた王城テラス、女王と家臣の姿をとらえると悲しげな瞳をしながら口角を上げて。矢を透明化するくらいならなんてことない。音だってこの花火で掻き消されるだろう。射程範囲に入るよう、躊躇することなく一気に距離を詰める。
王城周辺の建物、その影に潜むとクロスボウを構える。息を殺し矢を放つ瞬間、僅かに位置がズレて女王ではなく家臣に的がうつったのは、先王夫妻の記憶が過ぎったからで )
>>52
>>53-54
女王エルゼ
「うんうん、この戦争に勝利したらもっと大きな花火を打ち上げてやりましょう!!」
クロスボウによって一時的とは言え、照準を向けられていた事など知るよしも無く、ソルジュの水のカーテンによるパフォーマンスと花火の二つを見て無邪気に笑って喜ぶ。
自分はこのハートの王国を統べる女王であり、かつて無数に存在し、凄惨な争いが繰り返されていた国家群を一つにまとめあげた古の英雄と同じ、いやそれ以上の偉業が出来る唯一の存在なのだと考えており、例え家臣の一人が射抜かれたとしても気付くことに大きく遅れてしまうだろう。