>>849
シーリン「……」
シーリンの目は再び怒りに燃えていた。人を『馬鹿な犬』と罵る少将へ。
フラン「あのときの兵士さん……」
フランも、同じくだった。顔見知りが傷つけられることがたまらなく苦しかったのだ。
シーリン「やめて、マンシュタインに傷をつけたら……どうなっても知らないわよ」
フランは背筋を凍らせていた。シーリンからは、今までにない暗い空気が流れてきていた。
フランの見たことない、シーリンの幼少期の闇がそのまま乗り移るように。
シーリン「私から、大切な人を奪わないで」
バザロフ少将「どうなっても知らない?フハハハハそんな脅しに乗るか。お前のようなガキに何ができる」
少将は銃弾を放つ、それはマンシュタインの数少ない元からある人体である肩をつらぬく、そこからは人工血ではなく天然の血が流れるそばにいた兵士同士で斬り合いが起こった。
バザロフ少将「おいポンコツロボットよく聞け、我が軍の勝利は確定した。これからそこの女の前でお前をじっくり解体してやる」
さらに少将はマンシュタインの脇腹に銃弾を撃ち込む