>>865
皆黙りこくっていた。結局、少将は捕縛されたものの多くのものが恐怖で震えていた。大砲より恐ろしいものはないと思っていたからである。目標は達成されたが皆まだびっくりしていた。
マンシュタイン「シーリン・・・」
大尉「マンシュタイン将軍、あのことは忘れましょう、明日はそこの湾で総督殿が艦隊決戦をするようです・・・支援できるように今日はぐっすり眠りましょう」
シーリンは無心のまま、髪の毛をかきむしっていた。自分の甘さがどれ程の混乱を招いたのか。自分でも理解していたから余計に辛いのだ。
その辛さも、生涯に渡って彼女の脳に残る。
フラン「シーリンはしばらくそっとした方がいいかもしれないわ……」
フランは不完全ながらも、シーリンの心境を理解していた。
>>870
ニャルの問いかけに答える。
フラン「私は平気。
……シーリンを連れてきて。もう暴走も何もしないわ。促せば大人しく着いてきてくれるわ……」