>>255
「 あらあら、可愛い女の子ね お姉さんと一緒にご本読まないかしら? 」
( 柔らかな笑顔で少しずつ少女に身を寄せていけば 昔ながらのお伽噺の絵本を見せて )
「 ………っ、あ、り…がとうございます 」
( 少しづつ近づいてきた彼女にびくりと体を震わせながら、ちいさくこくりとうなづいて。そっとちいさな声でお礼を告げれば、そのまままたうつむいてしまい )
「(私は……まぁそうね、妖怪だし無視は当たり前か)」
(いつきの様子を見て微笑みながら思う)