>>72 柚子、了解!
よし、じゃ続きいっくぞ〜!
7 集合の歌(彩目線)
百人一首大会が終わった。
優勝は、神楽井琴さんだ。
「よし、諸君よく集まってくれた!」
その日もkzの会議が行われた。
「上杉、小塚、黒木、美門の4人が、日本私立中学高校百人一首大会予選に開成学園代表で出場することになった」
へぇ〜!
「あ、それなら」
忍が呟いた。実は忍、さっきの百人一首大会で3位だったんだよ。
「俺ら浜田も出る。俺も一応その選手になった」
え〜!
「俺的には、あんまり出たくないけど、強制だったから仕方なく出場することにした」
「ってことは、俺とアーヤが応援に行く。来週の日曜日に、場所は〇〇市市民館ホールだ。一般の人も応援に来ていいらしい。アーヤ、行くよな?」
うん、行く!絶対行く!
「はぁ」
忍がため息をつく。
「七鬼、どうしたの。ため息なんかついて」
翼に聞かれて忍は遠くを見ながら答える。
「百人一首大会、出たくないな、って。だってあいつと一緒だから」
あいつって?
「神楽井琴、あいつも浜田代表なんだ」
忍、前に神楽井さんから妖気を感じているって言ってたからね。
「でも、神楽井琴って有名な選手だよ。時々、テレビや新聞なんかに出てるし」
そう言ったのは小塚くんだった。それに翼が付け加える。
「神楽井家は昔から有名な百人一首の家柄だって、どっかで聞いたことある。神楽井なんてあんまりない苗字だし、その家の人なんじゃないかな」
だから、あんなに強かったんだね。
「お前ら、俺たちは神楽井に会いに行くんじゃないんだ!事件を探しに行くんだっ!」
若武は、声を張り上げて言った。
「なんでだよ、俺らは大会出場、バカ武と立花は応援に行くんじゃないのか。さっき自分で言ってただろ」
上杉くんが少し怒りながら言った。
「それもそうだが、事件を探しに行くっていうのも市民ホールに行く理由の一つだ」
「でも、大した事件は起こらないと思うよ」
そう言ったのは黒木くん。
「強いて言えば、お年寄りの歩行を手伝ったり子供が使うボールの空気を入れたりするだけだ。これじゃ、社会奉仕団kzに戻るだけだぞ」
私たちはグッと息を詰まらせた。だって、社会奉仕団kzはスリルがなかったんだもの。何も知らない忍だけがキョトンとしてる。というより、むしろ楽しそう。
「社会奉仕団kz?まぁ、いいんじゃね?」
良くないっ!
「ああ!もうとにかく!来週の日曜日、市民ホールに来いよ!」
7章、思ったより長くなった………
妖怪の血が流れてなくても、心が読めたり成仏させることができるのがすごいんだって!!
>>77〜>>79と>>83
事件名のくだりとか大好き!忍、百人一首得意なのに3位!2位は誰!?笑
悠飛が月が綺麗って言った時告白かと思った♪夏目漱石だっけ?
9章の終わり方気になる~!
>>81
なんで急に?なんかレス見落としたかも