私がkzの小説を書くスレ

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83:北城舞香:2019/04/07(日) 15:49 ID:Eq2

9 光の影の歌(彩目線)

「………で、明日の夕方6時に神楽井真弥と会う約束をした。来れる人」
黒木くんがそう言って、手を挙げたのは私を除いた全員だった。
「アーヤのお母さんには俺が説得して、秀明も欠席の電話入れるけど、どう?」
「黒木くん、ありがとう」

翌日。集合場所の岩本公園には、私を除くkzメンバー全員が揃っていた。
「ごめんね、遅くなっちゃった」
とはいっても、まだ6時5分前。
「いや、時間より早いくらいだ」
そう言ったのは上杉くん。
「ねぇ、あれが神楽井真弥じゃない?」
翼の視線の先には、背の高い、セーラー服姿の女の子がいた。
「そうだ、あれが神楽井真弥だ」
長い黒髪が特徴的で、光がさすと青く光る瞳の少女。雰囲気からして、神楽井琴さんの妹だ。
「黒木さん。私、少し遅かったでしょうか」
この子、言葉が丁寧だ。
「いや、大丈夫。俺たちの方が早く来すぎたよ」
「ですが、こんな大人数だとは聞いていませんでした。まぁ、いいでしょう。琴姉さんを救うためです」
ほんとうに、美しい。平安時代のお姫様のようだ。
「琴姉さんは、大会が終わった直後に、水森宇津城さんを襲うつもりです。誰もいないところへ連れ込んで、父親を殺したように宇津城さんの首を絞めるらしいです。なので、皆さんにお願いがあります。琴姉さんから目を離さないでいただきたい。私は、宇津城さんを安全な場所へ移動させます」
ってことは、私たちは琴さんを見張ってればいいんだね。
「わかった。神楽井真弥、俺たちは君に協力する」
若武がそう言うと、真弥さんの瞳から、涙が一粒落ちた。
「私なんかに協力、して、くれるのですか」
「泣くなよ。俺たちは君を助ける」
若武はそう言って、真弥さんの涙を親指で拭き取った。
私たちは誰も、この涙の意味を知らない。

そう、あの時までは。



9章終わった〜!
自分の中だと、いいところで止めたつもりなんだけど!
若武〜!
カッコいい!悠飛の次くらいに。でも、翼も黒木も忍も砂原も武石今胤くんも同レベル!
あぁ、kzはイケメン多すぎ………❤


柚子:2019/04/07(日) 19:07 ID:J3Q [返信]

妖怪の血が流れてなくても、心が読めたり成仏させることができるのがすごいんだって!!

>>77>>79>>83
事件名のくだりとか大好き!忍、百人一首得意なのに3位!2位は誰!?笑
悠飛が月が綺麗って言った時告白かと思った♪夏目漱石だっけ?
9章の終わり方気になる~!
>>81
なんで急に?なんかレス見落としたかも


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