>>107
初代巫女
「……そんな事が………
……案外似た者同士なのかもね、私達?」
真咲美が差別を受けていた事を知ると、自分のここに至るまでの半生を思い出しながら自分達は案外似た者同士なのかもしれないと呟く。
無理もない、得体の知れない奇術妖術を使い、その服装も髪も他とはまるで異なる魔咲美であり、弱い人間は自分の理解できないモノを恐れるのだと言うことを初代巫女も知っていた……
魔咲美「かもな・・・・・」
(確かに自分と相手はどこか似ている、もう少し早く出会っていれば、自分の性格も捻くれ者にはならなかったのたろうかと思う・・・・・
相手はついさっきも自然な、無邪気な笑みを浮かべていたが、自分はあんな顔をしたことさえ記憶にない・・・・・)
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