>>130
大人萃香
「あっははは!心配しなくとも私は簡単にはやられないさ。
それに今度は……鬼の四天王全員でアイツを潰す。たかが人間風情に舐められっぱなしになるのは私の性に合わん。」
千年以上も前の萃香は今のように酒を飲んでのんびりと過ごしていたのではなく、鬼らしく凶暴かつ残忍、若さ故の強靭さや荒々しさを兼ね備え、非常に厄介な存在となっている。
更に、鬼の四天王と言った破格の実力者達が総力をあげて初代に挑むつもりなのだと応えると、掌から強固な鎖を伸ばして魔咲美の両腕を拘束して捕らえようとする。
幾ら初代とは言え、一体ずつだけならばともかく、最強種の鬼。
その中でも最高位に君臨し、神をも恐れぬ歴戦の猛者が複数人がかりとなれば分が悪いだろう……
大人萃香
「奴の臓物を引きずり出して喰らい尽くしてやる。」
魔咲美「・・・・・」
《鬼の四天王、か・・・・・アイツもちょっとやばいかもな・・・・・》
(抵抗しても無意味だということをわかっている為大人しく拘束されるものの、鬼の四天王という言葉に、今回は初代巫女でも流石に相手が悪すぎるかもしれないと冷や汗を流す・・・・・
初代巫女は強いが、鬼が複数人で一気にかかるとなればどうなるかわかったものではない・・・・・)
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