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初代巫女
「……んー?
アンタ、集落の人間じゃないね?」
明らかに圧倒的な体格差がある牛鬼を無傷で倒した巫女服の女は魔咲美の姿が視界に映ると、ふとその風変わりな格好から集落に住んでいる者じゃない事に気付き、問いかけてみる。
まだ里どころか村にも満たない小さな集落。
元々は人里離れた辺境の地に隠れ住む変わり者が集まって出来た集落であるため、人間の数も数十人しかいない。
そのため、稀に買い物に行く事もある集落では見掛けたことの無かった相手を見て不思議そうにみる。
魔咲美「あ、あぁ・・・・・確かに私は集落の人間じゃないが・・・・・って!今はそんなことはどーだっていい!何だこれは!?」
(魔咲美自身は魔女であることから、魔法を用いて対抗すれば倒すことは出来ずともある程度のダメージを与えることが出来る自身は多少はある・・・・・
だが、相手は見た限り魔女でもなさそうだし、何か道具を使って戦ったようにも見えないことから、集落の人間じゃないようだと言われても魔咲美からすれば今はそれはどうでもよく、巨人と小人とも言えるほどの体格差がある牛鬼を、こんな簡単に倒したのは一体何事だと問いかける・・・・・)
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