1.私のたった一人のお母様
鈴の音色のアラームがいきなり鳴った。
「………ん〜,今の夢…?」
私は目覚まし時計のアラームのスイッチを押して止めた。
小鳥のさえずりと朝の寒い空気に私は、今のボディーガード兼執事の李斗との最初の出逢いの夢を見たのが不思議だった。
広々の自分の部屋をベッドから降りてから、お気に入りのミニドレスを着てから髪の毛はいつも通りのポニーテールにした。
「なんだか子供の頃の記憶が夢に出てくるって,なんだかおかしなこと」
髪の毛を束ねながらいつもの様に、独り言を言ってからいつもの時間帯に李斗がドアをノックしてやって来た。
「お嬢様失礼します」
私は李斗の[お嬢様]って言葉にムッとした。
「またお嬢様って呼ぶ、何回言ったら恋歌って言ってくれるの?」
私は李斗の顔にムッとした表情をして人差し指で、何って言うんだっけ?
っと少しイジワルに言った。
「ハァ〜、俺は恋歌の使用人ってこと理解してくれている?」
溜め息を吐いていたけれど、私は気にしないいつも通りにいてくれるしちゃんと恋歌って言ってくれるから私は嬉しくもある。
「ちゃんと理解しているってそこそこは……」
「そこそこじゃあ駄目だから俺は言っているんだ!!」
何様のつもりって思ったけれど、李斗の顔を見つめたら<俺様>の文字が見えてきた。
「俺は、お嬢様の恋歌に仕える事で責任感重大っていうよりも旦那様の言葉で守らなくてはいけないっていつも思っているんだぞ」
知らなかった李斗とお父様は私の事心配してくれていたなんて思わなかった。
そんな会話していると、お父様とメイド達が走って来た。
「恋歌大変だ!」
私と李斗は何事と思いでどうしたのか聞いたらメイドが詳しく教えてくれた。
「……え…今なんて言った…の?」
私は頭が急に真っ白になった今日朝から帰って来るって言ってたのにと思って涙がどんどん流れ落ちて来た。
大丈夫だよね神様お願いです。
何ともない身体であります様に。
もう一度見てみよう。
>>3~プロローグ~
1.私のたった一人のお母様
>>11
2.
今までになかった想い
>>14,>>15
3.お見合い!?
>>16
4.友達になった女の子
復習まとめです。
最初からまだ見ていない人がいたらコレで探して見てね