10.決断する私
お父様と李斗の長いお説教し続けてから,私はどう割って入って行ったら良いかを考えて少しずつ空気が重い状態で李斗とお父様の方に割って入り込んだ。
「ちょっ………,お父様李斗は悪くないの!」
私は大きな声で言って李斗を守るかの様に、お父様を見上げるけど本当は怖かった。
「もしも李斗をクビとかするのならば、私は縁を斬っても良いぐらいよ…!」
「……!?」
李斗は私を見下ろして目を大きく開けたけど誰かを守るってそんな簡単には上手くいかないけど、私は犠牲で李斗がクビになるのは嫌だから言った。
それってズルいかな?
>>28の続きです。
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私は「縁を斬っても良いよ、李斗をクビにするのだったら私は家を出ます!」
いきなりでもなく決断として李斗を守り通したいのだから、でもって現実には全ての選択があるってことをまだ知らなかった。
「どうしてもって言うのであれば、李斗を一人前の執事兼ボディーガードとして修業してきて欲しい。 そして、恋歌が李斗を大切にしたい想いは李斗にもあるってことは知っている」
お父様は少し考えて私と李斗に修業をすることを言った。
そしてお父様の話しは、まだ続きがあった。
「そして、李斗が修業するっていうことは恋歌も何かを頑張らなくてはいけないんだ!」
私はお父様の決断が甘くないことや,全ての選択が私にきているって思うと心が痛々しい。
私はお父様に強く言った。
「分かりました,私はお父様が言う通りに動いて魅せます」
お父様が李斗をクビにしない代わりに、私が李斗の代わりに犠牲としてお見合いだの結婚だのとか言ってもしょうがないって思う。
私は李斗と離ればなれになる気持ちがあって、寂しさと胸に苦し紛れな想いがあった。