先生、私は貴方を潰します

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30:さくらK9Y<偽者>:2018/01/06(土) 19:05

愛衣さん、いや、愛衣は思っていたよりもいい人だ。
ただ、愛衣は、圧しに弱い所があるらしく……。
「愛衣、コレ職員室にもっていって!」
「あ、うん……」
担任にお願いをされると、断れないのだという。
「まあ、これは仕方ないよ」
「そうかなあ……」

本当は変わりたいの、と小さな声で言う愛衣。
「じゃあ、もう徹底的にやるしかないね」
「え、どういうこと、杏奈さん」
杏奈でいいよ、と言った後で
「だって、今のままじゃ、担任と潰すことはできないでしょ」
あっさりと言い捨てる。
「このままだと、私達不利だよ。秋山君にも、どこかからネタを仕入れてもらおう」
「ネタ?」
もちろん、渡井のボロが出てる話のこと、と杏奈は言い、
「ちょっと外に出て来る」
どこかへと走っていった。


さくら@K9Y◆aI:2018/01/06(土) 19:08 [返信]

>>30は私です。(トリップ間違えました)

「ネタって言われてもな」
秋山君に聞いてみたけれど、流石に無理があるかな……と思っていた私達。
「でも、俺の家、学校のグラウンドに面してるから、担任の声聞こえるよ」
「何それ、近所迷惑じゃん」
憐れむ目をして、愛衣が言う。
「じゃあ、部活の様子が見えるってことだよね」
「まあそうだな」

そんな事でいいなら、と、秋山君は言う。
「それで、どんな作戦なんだ?」
「実は」
まだ、作戦は決まってないことを話す。
「じゃあ、野生の勘か?」
「いや、違うけどね……これといった作戦はないみたい」
何だそれ、と今度は秋山君がキョトンとする。


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