「ねぇー、あーやか!」
また派手グルに話しかけられたよ...。どうせまた、嫌なことされるんだろうな。
あっ、私彩夏です!私は、オタク。コスプレやボカロ、深夜アニメ大好き♪でも、そのせいでいじめられている。
「あの...、私ののか©と話してみたくて...あの、ボーカロイド好き?」
思いきって、友達を作ろうとしたのに...、
「ウケる〜wwwそんなの、のんのがすきな訳ないじゃん!」
この子は流菜。この子も派手グルの一人。
はぁ、ボカロとかの話派手グルとしたかったのに...。
「のんのと話さないで。あ、オタクは人と話さないから、分からないか^^」
光...。こいつさえ、いなければ...。光は裏表が凄い。どっかに引っ越してくんないかな。
いいや、もう。机で深夜アニメの漫画(オリジナル)版、書きますか。話しかけた私が馬鹿だった。
「ていうかさー、こんな文房具とかアニメキャラのデザインでさ、恥ずかしくないのww」
「のんのそれな〜」
うるさいな。オタクで何が悪いの?文房具もダサイダサイってよく言われるし...。
「あっ、ダサイから一個シャーペンあげるよ〜」
「のんのやさし〜!」
大河は、ずっと黙ってる。こういう、自分が怒られないように逃げようとする人、大っ嫌い。
それから、グルは私のノートを1p破って、廊下に出ていった。
こんにちは、猫又です。
ちょっと遅れましたが、ここまで読ませていただきました。
読んでみての感想ですが、
かなり読み応えのあるストーリーだなーという印象を受けました。
オタクと派手グループ。
対極とも思えるその派閥の中で描かれる人間模様と、
おそらくこれから描かれる恋愛模様。
正直かなり面白い作品だと思いました。
とはいえ、読者として言わせてもらうなら、
全体的に文章と展開が軽すぎると言わざるを得ません。
たしかに派手グループも彩夏も、
相手の表情や周囲の状況を見通すような分析タイプではなく、
ノリで生きてるタイプだというのは分かります。
ただセリフ以外の部分がほぼ『心の声』だけでは、
正直作品自体が薄っぺらい印象を受けます。
(実際そんなことはないのですが)
キャラの感情(主に彩夏の感情)を
セリフ以外の部分で書くことは悪いことではなりません。
ただもったいないのです。
感情があるということはアクションがあるということです。
アクションがあると物語は深くなります。
ちょっと何を言っているのか分からないと思いますが、
『セリフや心の声(言葉)』+『表情・行動(アクション)』
で小説は膨らんで深みを増すのです。
例えば>>3「のんのと話さないで(以下略)」の部分。
その後に『そんな耳障りなセリフを耳元で囁いて、しかもずっと私を指さしながらヘラヘラと笑い続ける』
というアクションが加わるとどうでしょう。
例えば>>4「へぇ〜、そ う な ん だ」 の後に、
『後ろからガッ、と肩を掴まれた』『あの耳障りな笑い声が耳元で響く』という
アクションが加わるとどうでしょう。それだけで臨場感が生まれます。
長文でウザったいことを書いてしまいましたが、
とにかく『(このキャラ)なら(このシーン)、どう(行動)するのか』を考えて見てください。
そうすればもっとこの作品、深みが増すと思います。
あくまで私の意見ですが
何かのきっかけになってくれると嬉しいです。
それではー。