**毒の姫と月の雫**

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3:樹音@新一 ◆6Y:2019/08/31(土) 20:22

王様は知り合いの魔術師に、姫の名前は
何が良いか、姫に何かおかしな体質はないか等を
聞きました。魔術師は名前はマシュリが良いと答え
それから静かに目を伏せてから、ゆっくり言いました。

「心して聞いてくれたまえ、我が友よ。このプリンセスには生まれつきで、触れた人間を毒に犯すという恐ろしい体質がある」

魔術師の話に、王様は自分の耳を疑いました。
まさか、ようやく生まれたプリンセスにそんな
体質があるとは!ですが、王様もいつまでも悲しんでは
いられません。王様は魔術師にこう問いました。

「―その体質を治す必要は何かないのか」

魔術師は王様の目を見て、その質問に答えます。

「月の雫を姫に飲ませよ。さすれば、この恐ろしい体質は治るであろう…」

魔術師に礼を言い、王様は王国へ戻りました。
そして、召し使いに月の雫を探してここへ
持ってくるように命じたのです。
―ですが、国中、世界中を探しても月の雫は
見つかりませんでした。


樹音@新一 ◆6Y:2019/09/01(日) 09:47 [返信]

誤字発見…
急いで書くのは駄目ですね。


>>3の誤字
×「―その体質を治す必要は何かないのか」
○「―その体質を治す方法は何かないのか」


>>6の誤字
×「僕は魔物の見張りをしているです」
○「僕は魔物の見張りをしているんです」


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