私は道に咲く花を踏み潰す
貴方が“綺麗”と褒めたから
私は篭の中の鳥に手を掛ける
貴方が“可愛い”と云ったから
私を見初め惚れたと云い
私の自由の大半奪い閉じ込めたのは
貴方だ
なのに他に目を向けた
私は貴方の為に自由を手放した
なのに結果はこの仕打ち
貴方が悪い
理由?それは
“私を好き”だと云ったから
私は刃物を降り下ろす
さようなら“貴方”
こんにちは“貴方”
第捌部
『幽追歌』
>>2
『喰魚』
>>3
『黄泉歩』
>>4
『曰招』
>>5
『恋病女』
>>6
『二添』
>>7
『誰か』
>>8
『魔カ宴』
>>9
『螺折』
>>11
『悪戯角灯』