「まぁ、それでもお前らんとこのオーウェンよりはマシだけどなー、会うたび喧嘩腰だし、殴りかかってくるし。」
「アハハハハハ……すみません、後でちゃんと言っときます……」
オーウェンとは、学生部隊の三番班班長をしている少年の名だ。軍人にあるまじき、不良のような身なりをしているが、戦闘力がずば抜けて良い。そのため、上からお目こぼしをもらっている、という訳だ。そんな彼に、パーシヴァルはよく思われていないようだ。
「そんな気にしなくて良いぜ。殴られてもそんな痛く無いしな。そいじゃーな。」
軽い口を続け、そのまま二人が来た方向に歩き出す。曲がり角を曲がって、姿が見えなくなるまで二人は見送った。
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設定とか
本文
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