朝。【 RF4 / ダグ×フレイ 】
ぱちり。仄かに光が照らす部屋の中でダグは目を開けた。窓の外は既に真っ暗で、真夜中であることを示している。
いつもならばすぐ寝付けるはずなのに、なかなか眠ることができないのはなぜか。――それは、隣にいつもあるはずの温もりがないからだろう。
今日は、街の年頃の女の子によるパジャマパーティーらしい。妻であるフレイもまたそのパーティーに呼ばれているらしく、宿泊のセットを持って部屋から出ていった姿は記憶に新しい。
(……新婚の時期じゃ、あんなに恥ずかしがってたのになァ)
結婚式があった夜。隣に愛しい人がいると思うとなかなか寝付けなかった。だが、今の状況は全くの逆。
いつから、自分は誰かの――あの少女の温もりがなきゃ眠れなくなった?冷たい温度に慣れていたはずの自分が、温もりがないことに寂しく感じ始めたのはいつ?
(あーあ……、早く朝になってくれねぇかナ)
再びダグは瞼を閉じた。
眩しい光が顔を照らす。ダグは傍らにだれかの気配があることに気づいて、うっすらと目を開ける。
ぼやけた視界の先で見えたのは、昨夜はいなかった人の顔。目に捉えた瞬間、ダグの頭はすぐに覚醒する。
「ふ、フレイ……!? いつ帰ってきたんダ?」
「今さっき。もう8時になってる」
壁にかけられた時計。確かに針は8時すぎを示している。
「ぅお……マジカ」
「もう……寝坊助さん!」
ちょん、と眉間をつつかれる。
感触がくすぐったくてダグは目を細めた。
「――おはよ、ダグ」
「はよ、フレイ」
今日も、いつもと変わらない。でも何かに満たされた一日が始まる。
---
…主旨が見えないや。
目次のようなもの。
今まで書いたのがバラバラだからちょっとまとめてみた。
---
【ルーンファクトリー4】
・朝。 / ( ダグ×フレイ )
【ポケモン(アニポケ、ポケスペ混合)】
・お姫様、迎えに来たよ。/ ( サトシ×夢主 )>>9
・タイトル未定(友人へと誕プレ小説) / ( グリーン×ブルー )>>42
【学園アリス】
・名前を、/ ( 棗×蜜柑 ) >>2
【らくだい魔女】
・お姫様と、その騎士 / ( チトセ×フウカ )>>20