暗殺教室〜もうひとつの物語〜Part4♪

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287:凪海:2016/03/10(木) 00:23 ID:3F.

>>283

渚side

殺せんせーも気の毒だなぁ。
でも、あんな超生物を前にして気絶しないほうがおかしいか。
僕らはすっかり慣れちゃったし…。
「本郷さんがヤツに慣れるまでしばらく苦労すると思うがよろしく頼む」
「お願いします…」
本郷さんが深々と、僕らに頭を下げてきた。

本郷さんはその日一日中、殺せんせーを前にしてビクビクしながら過ごしていた。
僕らが呆れるくらいに…。
「あ、殺せんせーだ」
「え⁉」
体育の時間中。僕らナイフの訓練をしていた。
カルマくんは事あるごとに本郷さんをからかっている。
「なぁんて、ウッソー」
「や、やめてくださいよぉ! もう怖くて怖くて…」
「にしても、本郷。そんなに怖がることないと思うぞ?」
前原くんが本郷さんに向かってそう言った。
「殺せんせーは俺らに対しては危害を加えないって、政府と約束してんだから」
「ううっ、ですが…」
「次、本郷!」
「ふぇ⁉」
烏間先生から使命が入り、本郷さんは大慌てで先生の元へ走って行った。
本郷さんのナイフが烏間先生に当たるとは思えないから、きっとこれから個人的に指導するのだろう。

帰りのHR。殺せんせーは本郷さんの様子をうかがいながらHRをしている。
本郷さんは殺せんせーと目が会うたび、怯えている…。
いったい、こんな状況がいつまで続くのだろうか。
「それでは、今日の授業はここまで…」
重々しい雰囲気の中、僕らは殺せんせーに向かって頭を下げた。
「さような…」

ドビュシッ!

え…。
発砲、音?
僕は後ろを振り向いた。













本郷、さん?


長文すいません


凪海:2016/03/11(金) 22:05 ID:BeE [返信]


渚side

本郷さんはゆっくりとした足どりで殺せんせーへと近づいていく。

本「初めからこのクラスに転校してくるつもりでやってきて、謎の超生物に怯えているフリをし続けたら騙されると思ってたんだけど、当たったみたいだね」

そう言って、廊下に視線を走らせる。僕らも自然とそちらへ目を向けた。
そこにいたのは、ビッチ先生。

本「イリーナ先輩が先に潜入してくれたおかげで、うまくできたよ」
茅「イリーナ先輩?」
不「ビッチ先生の事を先輩と呼ぶってことは、本郷さんは殺し屋なの?」

本郷さんは何も言わずに、呆然と立ち尽くしている殺せんせーに笑いかけた。
そして、そのまま腰にあるウェストバッグに手をやってファスナーを開く。
中から出てきたのは、折りたたまれた箱のようだった。

前「え⁉」

折りたたまれた箱は、どういう構造をしているのか。それはバッドのような物に組み立てられた。

本「さ、外で殺ろうか」

次の瞬間、窓ガラスの破裂音とともに殺せんせーが外へと吹っ飛ばされた!


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