暗殺教室〜もうひとつの物語〜Part4♪

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426:凪海:2016/04/04(月) 19:39 ID:Xgs

>>424

テスト当日

 本校舎の廊下を歩いているとき、隣にいる中村さんが僕に聞いてきた。

中「どうよ、渚。ちゃんと仕上がってる?」
渚「あはは。まぁ、山が当たれば」
中「男ならちゃんとしなっ! あんただって頑張れば英語でトップとれるんだからさ」
?「あーあ、お前ら。A組の奴らと無謀な賭けをしたそうじゃないか」

 あ、田中くんたちだ。

田「楽しみだなぁ」
高「どんな命令されちゃうんだろうなぁ」

 相変わらず嫌味ったらしいな。
 そう思っていると、中村さんが無言で近づきざま、鉛筆を田中くんの両方の鼻に突き刺した。

田「ホゲェェ」

 中村さん……。

中「さぁて、誰か来てるかな」

 E組が試験を受ける教室に到着した。
 ドアを開けると、そこには……。

渚&中「誰⁉」

 見知らぬ生徒がいた。
 あんな人、いたっけ?

烏「律役だ」

 そこへ現れたのは、烏間先生だった。

烏「さすがに理事長に人工知能の参加は許可されなくてな、律の代わりを務める替え玉で決着した。交渉のとき、理事長に『大変だなぁ、こいつも』という憐みの目を向けられた俺の気持ちが、君らにわかるか?」
渚&中「頭が下がりますっ!」

 烏間先生は僕らの緊張をほぐすためにその話をしたのか、それとも本心からなのか。ともかくも微笑むと、僕らに励ましの言葉を与えてくれた。

烏「律からの伝言をあわせて、俺からも一言。頑張れよ」

 中村さんはにやりと微笑み、僕は元気よく「はい」と答えた。
 
 本来、1人1人で受けるはずのテスト。なのに、色んな人と戦っているのを感じる。仲間となって戦う者、敵となって戦う者、ヤジや声援を飛ばすギャラリー。
 これはまるで……。

 闘技場の門が開かれる。

 僕らは殺し屋。おまけに今日はグラディエイター。
 闘いのゴングが今日は鳴る!



本編と変わらなくてごめんなさい!


凪海:2016/04/04(月) 20:45 ID:ySs [返信]

本編と変わらない状況が続きそうなので、数学だけやろっかな。


数学

殺「一生懸命に勉強すれば、おのずとわかるようになりますから」

 殺せんせーの言葉がふと、海の頭の中をよぎった。

海(って、言われてもなぁ……。やっぱわかんないもんはわかんないって)

 銃を持ちなおして、海はどこに弱点があるのかを探った。

海(でも、殺せんせーに中間の頃、約束しちゃったもんな。『次はもっと頑張れる!』って)

 それと同時に、授業中。常に隣にいるカルマのことも思いだす。

海(頑張ってみますか)


 こうして、怒涛の期末テストは終わった。

テスト返却日

殺「さて、テストが返ってきました」

 ごくり。
 僕らの間で緊張が走った。
 不破さんが紙の準備をしていた。どうやらそこにA組とE組の勝ち星を記入するらしかった。

殺「まず、英語から。E組の1位、そして、学年でも1位!」

 え⁉

殺「中村莉桜!」
中「へへん、どうよ〜」

 僕らは中村さんに向かって拍手した。

殺「続いて、国語。E組の1位は神崎有紀子! ですが、学年ではA組浅野学秀!」

 神崎さん、すごい!
 でも、やっぱりどこか残念そうだった。とはいえ、浅野くんに勝つのは難しいだろう。

殺「神崎さんも大躍進です、充分ですよ」

 次は社会だ。

殺「続いて社会。E組1位は磯貝悠馬くん! そして学年でも1位です」
磯「よっしゃ!」
殺「マニアックな問題が多い社会で、よくぞこれだけ取れました」

菅「次は理科、奥田か」
殺「理科のE組1位は奥田愛美。そして学年では……」

 殺せんせーが次をためた。

殺「おめでとう! 浅野くんを抑えて1位です」
菅「すげぇぞ、奥田」
杉「触手1本お前のもんだ!」
不「3勝1敗!」
磯「数学の結果を待たずして、E組が勝ち越し決定!」

 僕らの間で喜びが走った。

木「てことは、賭けのあれもいただきだな」
倉「楽しみ〜」
竹「あとは、数学だけですね」

 数学の、学年1位は……。


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