もう一個書いてみる。CM観て思いつきました!
現代版!!
大人しくテレビを観ていた昌浩が、急に近くにいた天一を振り返り、ニッコニコの笑顔で言った。
「てんいつ、てんいつ!!ねぇねぇ、すざくはどこにいるのー?」
穏やかに微笑みながら見守っていた天一は、少し驚いたような顔をして、首を傾げる。
「朱雀ですか?ええと…近くにいたと思うので、探して参りますね」
「うん!」
またにーこっり笑って頷く昌浩。
そんな子供に微笑み返し、天一は席を立った。
ーーーー数分後
「なんだ、昌浩。何の用だ?」
「あ、すざくー!!あのね、あのね、きいてほしいことがあるの!」
「なんだ?」
朱雀が抱き上げてやると、きゃっきゃっとはしゃぐ。
「あのね、ぐれんはぐれんでしょ?」
「………? ああ、そうだな」
「こうちんはけいとで、せいりゅうはしょうらんで、りくごうはさいきでしょ?」
「そうだな」
「だからね、すざくにもなまえかんがえたの!」
昌浩が笑顔で言うと、虚をつかれた顔をして自分の腕の中にいる昌浩をまじまじと見る。
「………俺の名前?」
「うん!ザックっていうの!」
「………………………は?」
「ザック!!」
何故ザック?と、朱雀と天一の頭にハテナが浮かぶ。
すざく→ざく→ザックだろうか………と、考えていると、ふと天一が微笑み、不思議に思った朱雀が視線をやると黙ってテレビを指差した。
ーーーZAQは見てるだけですがーーー
きゃっきゃっとはしゃいでる昌浩とテレビを何度も見て、頭を抱えたくなる。
つまりは、なにか。
「昌浩…ザックって………」
ZAQ→ざく→すざく
と、いうことか!!
「あのね、てれびですざくのことよんでるみたいだったから!」
「………そうか」
「昌浩様………可愛いとは思うのですが、ザックは少しどうかと…」
「えー、なんで??」
「あのな、昌浩。ザックはな、ZAQの名前だから、勝手に他の奴につけてはいけないんだ」
「そうなの?」
「ええ。ですから、朱雀は朱雀で良いのではないでしょうか」
「うん、わかった!」
元気に頷く。
ほっと息を吐き、
「ほらまだテレビ見るんだろう」
と言ってやると、慌ててテレビに向き直り、また元気な笑い声が響いた。
ー完ー
今度こそ本当に意味不明…
ぷっ……ぷはっ!>>78読んで、本気で笑いを堪えるのに苦労した……。笑
あー、篶嶤さんですねー。笑
えっと、このお話の中では、
「篶嶤」=「蠍」=「妖」。
つまり篶嶤さんは、>>23で、紅蓮達の手によって、「お亡くなりになられて」おります。ああ、篶嶤よ、君の事は忘れない…
って言うか、分かりにくくてごめん!