題名決まった
題名の意味は、偽物の神様
なるべく今書いている小説全体の内容に沿って考えた結果、厨ニ病な題名が出来上がった
前回の話は怪盗レッドオリジナル小説の3にある
「やっと来たか…、てっきり尻尾を巻いて逃げたかと思っていたが」
「そんなわけないでしょ!」
正面玄関のシャンデリアから見下すかの様な声が響く
黒い服を着た男に飛鳥は噛みつくかのように言い返した
しかし、その言葉は暗い闇に吸い込まれる
飛鳥の近くには、ファンタジスタと響が立っており、黒い服の男もといアーテルを睨みつけていた
なぜ、こんな事になっているかと前回にさかのぼるが大雑把にまとめると
ディーオという組織からエスポワールから怪盗レッドとその他の生け捕りの依頼を受けたアーテルは、猫に変装して怪盗レッドの居場所突き止めたが怪盗レッド一代目の存在も同時に知り断念
だがしかし、それでも諦めないアーテルは黒猫作戦を続行した結果、飛鳥が通う学校で学園アイドル(猫)の座に登り完全制覇した
そのお陰で、すんなりと奏の手から響の家に侵入出来たが、セキュリティが高すぎて脱出するのが難しい事に気づき断念
極めてつきは、怪盗ファンタジスタの居場所を突き止めるという項目で奈良と京都に行き、観光という現実逃避をした
まぁ、日頃のストレス(居場所が突き止めれても捕獲出来なかったり、ターゲットの周りがかなりチートだったり、ターゲット自身が半分人間を辞めているんじゃないかというぐらいチート的な何かを持っているなど)が貯まった結果だから仕方がないだろう
ちなみに、現実逃避旅行で食べた鹿せんべいは大層な調味料な味がして愛しく思えたそうだ
そんな訳で表では冷静を装いながら内面ではSAN値(別名:正気度)がゴリゴリ削られていたアーテルは、人質作戦を実行して花里琴音を誘拐&ターゲットに挑戦状を送った
もちろん、ターゲット達は挑戦状を果たしに指定された場所に向かったが罠や人がいないことに強い違和感を感じていた
そんな最中、とある部屋に侵入したがスマホを生け贄として捧げ悪魔を呼び出しそうな歌を歌うアーテルを目撃
部屋を退出してから数秒後に爆発(原因:スマホを焼いていたから)
しかし、それでもスマホを焼くことにめげないアーテル
底知れぬアーテルのタフに思わず呆れてしまうターゲット達
「大体、琴音さんを何処に隠したの?屋敷中探しても見つからない…」
そして、なんやかんやで冒頭に至る訳だ
ちなみに現在、アーテルの顔はスマホの爆発の影響によって黒くなっていた
同時に、漆黒の涙や白いリンドウ鳥籠が盗まれた事に気づいていたが特に気にしてはいない
「…」
「ちょ、ちょっと!なんか言ってよ!!」
ターゲット達を見つめるだけで何も動かず、何も喋らないアーテルに飛鳥は少し困惑した
先程も言ったが屋敷中探しても、琴音は見つかることがなく、鳥籠と一緒に盗んだ鍵も使ったが花里琴音に関するヒントは得られなかった
…そのかわり、大きな収穫を得たが
「……フフ……フフフフフ……フハハハハハハハハハハハハハハハッ!」
「え…?今度は何!?」
「失敬、ついお前たちが鈍感すぎて腹がよじれてしまった」
クク…と笑いを噛みしめるかのようにアーテルは、ポカーンとした顔をしているターゲットに返事をした
もちろん、すぐにその表情は元に戻る
「あ…しまった…、たしかさっきの間抜けな顔、世に言う開いた口が塞がらないという顔だったな、記念に一枚残すべきだったか」
「いえ、そんな事はどうでもいいです!…どいういことですか、鈍感すぎるとは」
「そうだな…、じゃぁ、その白いリンドウの花言葉を知っているか?」
その瞬間、アスカの耳からケイがハッと驚いたような声が聞こえた
同時に、ケイは理解したのだ
花里琴音はどこにいるのかを
>>597の続きだ
白いリンドウの花言葉
正義と誠実、固有の価値
そして、悲しんでいるあなたに寄り添う
花里琴音
彼女は、心優しき女性であり簡単に挫けることもなく
他人を騙したり操ったりするこなんていうこともなく対等に人と接し
大切な人が危険に晒されると自分の体がどうなろうと守ろうとする正義の心を持ち
彼女の弟である花里恭也の存在も知らないはずなのに寂しげな瞳をする怪盗ファンタジスタに愛おしげに寄り添うかのような瞳をする女性
『まさか!でもそんなはずが…』
「ケイ!大丈夫?」
『大丈夫だ、ただ今回の敵は…想像以上に厄介だ』
「それって…どういう意味?」
『正直、信じられないが相手は…魔法使いのような技を使うの可能性が高い』
もう、ここまで言えば誰でもわかるだろう
花里琴音がどこにいるのか
もう一度思い出してほしい
アーテルは、【作り変える】という能力を持つ化け物であるということを
花里琴音は現在、怪盗ファンタジスタの手にある鳥籠の中の白いリンドウとなっているのだ
流石にそこまでの能力はケイは知らないが大体あっている
とはいえ、あまりにも非科学すぎて信じがたいことだ
もちろん、響もそのことに気づき唖然していたが
鳥籠を持ち、白いリンドウの存在にいち早く気がついていたファンタジスタが一番ショックを受けていた
そして飛鳥は…残念ながら、いまいち理解していなかった
「やっと気がついたみたいだな…一人を除いては」
「なんで私の顔を見ながら言うの!?」
「んじゃ、自己紹介させてもらう。俺の名前はアーテル、今回の目的はお前たちの生け捕りだ」
飛鳥の言葉を無視しながら簡単な自己紹介を終えたアーテルは、おもむろに赤いカードみたいなものを取り出した
いや、赤というより赤黒い色に近く血を固めてカードにしたかのようにも感じる
そして、カードを握るアーテルの手先から小さな雷が発生した瞬間、カードと同じ色の剣が宙に浮いていた
摩訶不思議な光景にファンタジスタを除いた飛鳥達は、また口を開けてしまった
本日二度目の開いた口が塞がらないという顔だ
予想通りの反応にアーテルは楽しげな声音で口を開く
「ちなみに、その鳥籠から取り出せば花里琴音は元の姿に戻るぜ。まぁ、この俺特製の鍵を奪えばの話だが」
そういって、アーテルはパチパチと電気が流れているような鍵を見せつける
アクセサリー用の細い鎖でつけられているため簡単に千切れることはないだろう
アーテルは、この後勝負に持ち込むつもりでいた
そうすれば、自分なりにルールというもので相手を拘束も出来る
これで全てが決まった
心の底でアーテルは確信していた
「本当に、その鍵を使い鳥籠から出せば元に戻るのか?」
「もちろんだ。なぜ、わざわざ嘘をつかなければならん?」
「そうか…」
今まで黙っていたファンタジスタは、初めてアーテルの前で言葉を発した
正直仮面をつけているため、いまいち表情はわからない
とはいえ、今のアーテルにはファンタジスタの表情はどうでも良かったが
その瞬間、何かが掠めた
>>580.581.585.588.592.594.595.601面白い!べるなにってホントに面白いなー!
>>582.587マジか❗いいな❗
>>583.586そうなの❗❔すごい!尊敬する!
>>585それでもいい方だよ!私なんかメガネかけてなかったら0.3だもん!
>>589.590黒大気!?( ; ゚Д゚)めっちゃビックリした❗これからどうなるのか楽しみ!
>>591OK!
>>593.598笑笑(*^ω^)
>>596笑あとお帰りー!(*^^*)
>>597.599.600面白い!まさかの琴音さんが花に❗続きが楽しみ!
>>603 ゚ ゚ ( Д )(驚きすぎて声が出ない)
あと600おめ2