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「悪の手から友達を!」
アスカとあいはその場で向かい合った。
あ「怪盗レッド、あんたには絶対勝つからな…!」
ア「私だって、あいに絶対勝つんだからっ!」
数秒の沈黙が続く。
二人にはそれが、数分の沈黙に思えた。
先に攻撃を仕掛けたのは、あいだ。
あ「ハッ!」
ケ『アスカ、右だっ!よけろ!』
ケイの声に従い、アスカはギリギリのところで攻撃をかわす。
あ「ふぅ〜ん、あんたもなかなかやるじゃん。」
アスカは言葉を発しない。
ただただ、あいを睨み続けている。
アスカが攻撃した。
だが、あいはその攻撃を軽々とかわす。
ア「あい…すばしっこいわね!」
あ「私は『ホワイトホープ』で戦闘の訓練をしているもの。」
そう言い、アスカの目の前で右手の人差し指をちらつかせる。
ケ『アスカ、今は敵は油断している。攻撃しろ。』
あいの言い方に少しイラついていたアスカは、ケイの一言で我に返った。
そして、あいを一発殴った。
その一発が見事に決まる。
アスカがイラつき、“自分が有利になっている”と、油断していたあいは、
スキを突かれ、驚いた。
そしてニヤリと不敵にほほ笑むと、懐から何かを取り出した。
あ「アスカ、あんたが本気なら、私も本気出すわよ。」
ア「私は最初から本気よ!」
あ「そうか、分かったわ。」
そう言ってアスカに懐から取り出したものをアスカに突きつける。
アスカはそれを見て短く悲鳴を上げる。
だってそれは___銃だったから。
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100おめでとう!
>>97たしかにー!
>>98二人ともかっこいいな〜!とくに時雨、かっこいい♥
>>99あっさりやめたww
>>100あーまたとられたー!!
>>102飛鳥ー!頑張れー!あいに負けるな!そして黄緑も小説書くの頑張ってね!(上から目線でごめん!)
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「悪の手から友達を!」
ケ『アスカ、落ち着け。慌てていると、殺られるぞ。奴の狙いは、アスカを
パニックに陥らせることだ。』
ア「う、うん…。」
あ「あれぇ、怪盗レッドどうしたのぉ?まさか、思考停止?じゃあ殺ってあげても
いいんだよ。」
あいは銃の引き金に指をかけた。
あ「これで終わりね。怪盗レッド___いや、紅月飛鳥。」
ア「なぜ私の名前を知っているの!?」
あ「そんなことどうでもいい。ごちゃごちゃ言うんだったらもう殺るよ?」
あいはアスカのすぐ目の前まで来た。
アスカはもう、完全思考停止状態。
何もわからなくなった。
___そのとき!
み「怪盗レッド、私が来たわよ!ホワイトホープ、殺るなら私よ!」
け「それか俺な。みんなに必要とされている正義の怪盗を殺るな!」
美波と渓汰が来た。
二人に気を取られ、あいがアスカから目を離す。
その隙に、二人の声で我に返ったアスカがケリを入れた。
あ「うっ!」
ケ『アスカ、けーたたちを部屋の外に出せ!危ないぞ!』
ア「うん。美波と渓汰、あなたたちは部屋の外に行って!危ないから!」
美波と渓汰は顔を見合わせると、部屋から出て行った。
アスカはその二人が部屋から出ていくまで見ていた。
油断していたのだろう。
今度はあいがアスカにケリを入れた。
あ「あんた、よくもやったわね!」
今度はこぶしで殴ってきた。
アスカは攻撃に耐え、なんとか態勢を立て直し、あいに体当たりした。
二人の戦闘は長く続き、二時間ほどたった時には両者くたくたになった。
どちらかが攻撃すれば、攻撃したほうが勝ち、という状態だ。
二人は戦闘を始めたときにように、向かい合った。
無言のまま、時間だけが過ぎる。
どのくらいたっただろう。
あいが突進してきた。
アスカによける気力はもうない。
アスカは諦めかけた、が。
ケ『アスカ、あいに勝つんじゃないのか?よければ勝てると思うぞ。』
ケイがそう言った。
そうだ、これをよければ勝てるかもしれない。
そう思うと、体が勝手に動いていた。
あ「えっ!?よけたのっ!?」
衝撃の事実にあいは戸惑う。
ケ『今だ、行け!』
ア「はっ!」
アスカはあいに、渾身の一撃を叩き込む。
あ「くっ…負け、まし…た…。」
あいは、その場に倒れた。
ア「勝った…!」
気の緩んだアスカも、倒れこんだ。
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はいっ、たーぶーん、次の次が最終回ですっ(≧▽≦)
お楽しみに〜(*^▽^*)b
今回、長くなってすみませんでしたっm(*T▽T*)m