>>124の続き
「まあ、花園水族館ですね!!」
私は言います。確か、この前リニューアルオープンしたはずの水族館です。
「はい!知り合いから無料招待の券をもらったので…」
「そうなんですか…私なんかが使ってしまっていいんですか?」
「もちろんです!」
「ありがとうございます…!私、リニューアルオープンしてから初めて来ます!」
私は笑顔で言いました。
「ひなみさんが喜んでくれて良かったです!」
梅くんは照れているようです。
最近来ていないね…
>>129の続き書きます。
私と梅くんは水族館の中に入りました。
大きな水槽があり、いろいろなお魚が群れになって泳いでいます。
「たくさんいますねぇ…あ、梅くん、エイもいました!エイって、可愛い顔をしていますよね…何だか癒されます…」
私は興奮してしまいました。
梅くんがポカンと、私を見つめています。
私は顔が真っ赤になります。
「ご、ごめんなさい、興奮してしまって…」
「いえ、ひなみさんがこんなにはしゃいでいるのを見たことがなかったので…ひなみさんこそ、可愛いですよ。」
梅くんはそう言った後、顔が赤くなり、フードを深くかぶり直します。
「う、梅くん、何を言っているん、ですか…!は、恥ずかしいです…!」
私達は2人とも、恥ずかしさにうつむいてしまいました。
その時、放送が流れました。その放送は、沈黙していた私達を救ってくれたかのようでした。
『…午後11時から、東館でペンギンのショーが行われます…』
「ペンギンのショー、見に行きますか?」
梅くんが私に尋ねます。
「はい、もちろん!」