ど、どういうことですか!?
呆然としていると、大橋先生が階段を降りてきた。
「あなた、早く帰りなさいよ。先生たちも楽じゃないのよ。最終下校時刻、あと1分よ。早く。」
あと1分何ですか!?
「ありがとうございます。さよなら」
急いで学校を出ると、リッカくんと手塚さんは、まだ学校のベンチに座っています。
外に出られないじゃないですか〜!!!
ゆっくり音を起てないように。
ですよね。
ん、何でしょうか?
ダンゴムシ?
「ひぇぇ〜〜〜〜!!!」
ダンゴムシ、怖いぃ!
「ひなみん?」
「詩音さんなの?」
あ、リッカくんと手塚さんにバレちゃいました!
頭をペコッっと下げて、学校を逃げてきました。
スーハースーハースーハー
やっと家に着きました。
「ひなみ!お帰り」
「孔雀ちゃんですか?どうしたんですか?梅くんの家に居なきゃ。」
孔雀ちゃんは、急に黙ってしまいました。
みんな変じゃないですか?
「仁、女と付き合ってる!」
梅くんがですか!?
続く
>>279の続き
【ナゾトキ姫は名探偵!
〜何でもやります!答辞でも!?〜】
「孔雀ちゃん、梅君付き合ってるってことですか!?」
「うん。陣内菜穂美って人と。」
陣内菜穂美さん?
初めて聞く名前ですねぇ。
「菜穂美って、新しいメイドだよ!絶対メイドとかと付き合ったりするのダメなのに!」
梅君、新しいメイドさんと付き合ってるんですか!?
孔雀ちゃんは、ほぼ涙目です。
あぁ〜、どうしましょう。
ピンポーン
誰でしょう?
ドアを開けると、梅君と女の人がいたのです!
「何の用ですか?」
「ひなみ、ちょっと来て。」
服の裾を引っ張り、孔雀ちゃんがわたしを家の中に入れた。
「アイツ、陣内菜穂美だよ。」
あの方なんですか!
玄関を見てみると、ハデなワンピースを着た女の人は、梅君にとてもくっついています。
梅君もいやがっていませんし。
「ひなみさん…詩音さん。」
梅君が詩音さん呼びですか!?
「もう、図書館探偵団解散しましょう。それが一番です。では。」
え…?
続く