>>64の続き
開会式が終わり、競技が始まる。
200メートル走、玉入れ、綱引き、棒引きなど、色々な競技が行われた。
そして、次は、リッカや梅が出場する騎馬戦だ。
リッカと梅は上に乗っていた。
パンっ、とピストルが鳴り、勝負が始まった。
初めは、梅とリッカの騎馬は、別の騎馬と戦う。2人とも、次々と相手の帽子を取っていく。
だんだんと騎馬が少なくなる。
リッカと梅は目が合った。2人とも、笑みを浮かべる。勝負の時が来たと、言わんばかりに。
ひなみはその様子を固唾を呑んで見守る。
(お2人のどちらかとデートですか…)
ひなみは手をギュッと握る。緊張で、汗が落ちる。
書いてくれてありがとう。
>>69
どっちとデートしたいの?
(言うわけないじゃないですか!byひ)
本当はどっちなの?
(言いませんーっ!byひ)
>>69の続き
リッカの騎馬と梅の騎馬は至近距離まで近づいた。
そして、お互い手を伸ばし、帽子を取ろうとする。
2人は相手の手をかわしながら、それでも、手を伸ばす。
「あっ…!!」
パンパンっ!
ピストルが鳴る。
勝ったのは…
「…勝った…」
梅だった。梅は信じられないようだった。だが、梅の手には、リッカの帽子がしっかりと握られていた。
「…くそっ、負けたー!!」
リッカは悔しそうに言った。